センコーグループホールディングス㈱は9月7日、センコー㈱が制服の機能性・安全性のさらなる向上と環境に配慮した新制服を制作し、10月2日から一斉着用を開始すると発表した。

長期にわたり着用し、顧客や関係先にはお馴染みの現制服が同社の企業認知向上に効果を発揮した一方、時代の変化とともにデザイン等に対して改良を求める社内の声があり、男女問わず快適に着用できるよう約30年ぶりにリニューアルすることになったとしてる。

リニューアルにあたって、アンケートで従業員の声を集約。旭化成アドバンス㈱、㈱オンワードコーポレートデザインと共に、社内ニーズ・機能性・安全性等の観点で検討を重ね、デザインや素材等に落とし込み、現制服を様々な面でアップデートすることができたとしている。新制服の着用により、従業員の働きやすさやモチベーションと、企業ブランディングのさらなる向上を目指す。

●特徴
(1)安全性
耐久性が高くかつ引っ掛かりの少ない仕様を採用することで作業時の安全性を確保すると共に、通気性にも配慮し熱中症リスクを軽減したほか、再帰性反射材を使用し、視認性も向上した。

(2)機能性
ポロシャツは、快適素材「ピュアクレール」(※)を生地に採用することで吸汗速乾性とストレッチ性を向上。ブルゾンは胸ポケット、パンツはカーゴポケットを増やし収納性を向上させたほか、ブルゾンにはわき下部分に消臭テープも取り付けた。

(3)デザイン
全体的にモノトーンをベースに、コーポレートカラーである緑と赤を取り入れ、男女問わず幅広い年代が着用できるアクティブでスタイリッシュなイメージに仕上げた。

●環境配慮
ブルゾンとパンツの生地には、使用済みペットボトルを原料とした再生ポリエステルを使用したほか、旧制服はすべて回収し、再生原料として活用する予定としている。

※「ピュアクレール」:コットンから生まれた再生セルロース繊維を使用。湿気を放湿し、優れた湿度コントロールによって快適な状態を保つ。