SGホールディングスグループの佐川急便㈱は8月16日、福島県双葉郡楢葉町と町民サービスの向上ならびに地域の活性化を図るため「包括連携協定」を締結し、8月10日に楢葉町役場で締結式を行ったと発表した。

左から佐川急便 南東北支店の小平英昭支店長、楢葉町の松本幸英町長

佐川急便は社会インフラの1つである物流を担う企業として、保有するリソースやノウハウを活用し、地域経済の活性化や、持続可能な社会の実現に向けた活動を積極的に取り組んでいる。その一環として、官民一体となって地域課題に取り組む「SAGAWAタウンサポート」を全国の自治体へ展開している。

SAGAWAタウンサポートとして、観光やビジネス客の利便性を目的とした「手ぶら観光」や、交通インフラの維持・物流の効率化・環境負荷低減に効果が見込まれる「貨客混載事業」等を促進しているほか、子供や高齢者の見守り活動や災害時における物資の輸送支援等、地域の安全・安心に資する活動も行っている。

同協定の締結を契機に佐川急便は双方のリソースやノウハウを有効に活用し、協働することで多様なサービスの創出、持続可能な暮らしやすい街づくりと地域活性化を目指し、社会的課題の解決・改善に取り組んでいくとしている。

●主な協定内容
(1)防災活動及び災害発生時の対応に関すること
(2)地域・暮らしの安全安心に関すること
(3)環境保全・環境対策に関すること
(4)観光まちづくりに関すること
(5)地域産品の流通・販路支援に関すること
(6)SDGs及び地方創生の推進に関すること
(7)その他、住民サービスの向上に関すること

●「SAGAWAタウンサポート」
https://www.sagawa-exp.co.jp/sustainability/social/community.html