セイノーホールディングス㈱(セイノーHD)は8月9日、㈱ウフルと地域のラストワンマイル課題の解決に向けて業務提携したと発表した。

セイノーHDは、ラストワンマイル配送領域において食料品・日用品の宅配網の構築を通じた買い物弱者対策、共同配送や無人化物流による過疎地の物流・交通対策等、社会課題解決を推進している。ウフルは、「テクノロジーと自由な発想で、持続可能な社会を創る」を理念として、企業や社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)とデータ活用を支援・推進している。DX支援で培った経験をもとに、全国の自治体でデジタル田園都市国家構想の実現に取り組み、スマートシティ化の全体設計やサービスアプリケーション、データ・サービス連携基盤の提供を行っている。

少子高齢化と過疎化が進む地域では、交通手段や若年・中年層等の不足により、地域住民の買い物へのアクセスや日用品の入手が制限されることが課題となっている。両社が連携し、流通とデジタルの強みを活かし合うことで、地域物流のラストワンマイル領域の効率化・利便性の向上を目指すとしている。

デジタル技術を活用した持続可能な物流ネットワークにより、全国の様々な地域でも都市部と同等の便利な生活を提供し、地域住民のウェルビーイングの実現に挑戦するとしている。