三菱ロジスネクスト㈱は、4月1日付で入社した39名の新入社員に向けた間野裕一取締役社長のメッセージ(要旨)を以下の通り発表した。

●メッセージ(要旨)
○祝意・歓迎の言葉
ご入社おめでとうございます。社会人生活をスタートするにあたり不安もあると思いますが、皆さんそれぞれが新たな決意を胸にこの日を迎えられたことと思います。社員一同、皆さんが当社で大きく飛躍されることを強く期待しています。

○当社について
当社のルーツは日本輸送機、三菱重工業、TCM、日産フォークリフトの4社ですが、統合以来、それぞれの企業の歴史・文化を尊重しながらオペレーションの統合を進め、グローバル企業として着実に成長してきました。2021年度には中期経営計画「Logisnext SolutionS 2023」を策定し、成果をあげてきましたが、2023年度はその総仕上げの年となります。

物流は人々の生活に欠かせない社会の基盤です。物流に対する要求は日々深化していますが、将来に向けて安心・安全な物流の実現、自動化への取り組み、脱炭素の推進が軸となると私は考えています。全世界で物流ニーズが拡大・高度化する中、当社が課題解決のためにソリューションを提供できる機会は非常に大きく、目の前にあるチャンスを逃さないようグループの力を結集して取り組んでいきたいと思います。

○新入社員の皆さんに望むこと
1つ目は、仕事を通じて自分を高める、自分自身を成長させること、人間としての力を磨いてほしいということです。自ら何でも学ぼう、体験しようとする姿勢を持ち、高い目標に挑むこと、そして自主的に仕事に取り組むこと、これが自分自身の成長となり、結果として会社の発展に繋がります。また、自分を成長させるには、自己研鑽が重要です。日々の誠実な行動と学び続ける姿勢、研鑽の積み重ねが、将来大きな仕事を成し遂げる土台となります。企業活動は、従業員1人ひとりが持つ「個の力」と、それを掛け合わせるチームワークによって成果が最大化されます。企業が強くなるためには皆さん1人ひとりの「個の力」がその源になります。

2つ目は、グローバルな視点でものごとを見ることです。当社は世界中で事業を展開し、海外売上比率が約7割を占めるグローバル企業であり、当社グループの従業員は、半数以上が日本以外のいろいろな国籍の仲間です。コミュニケーションを図るには仕事のスキルはもちろん、語学力だけでなく、様々な国や地方に根ざす価値観や文化を知り、尊重することが大切です。常日頃からグローバルな視点でものごとを見て、アンテナを張り、情報を入手するように心掛けて下さい。皆さんにはぜひ、世界に通用するプロフェッショナルへと成長してほしいと願っています。

3つ目は、新入社員にとって一番大切なことは「失敗を恐れず挑戦すること」です。私は「1人ひとりが自律的に考え、挑戦し、学び、成長できるような会社にしたい」と考えています。皆さんとともに、失敗を恐れず従業員が誇りをもって働く「三菱ロジスネクスト」の企業文化を醸成していきたいと思います。現在の社会・経済の変化が激しい時流で企業が発展を続けていくためには、市場の変化をいち早く読み取り、お客様のニーズに的確に応えていかなければなりません。世界のリーディングカンパニーは前例にとらわれず働き方や仕事のやり方を大きく改革し、イノベーションを起こしています。イノベーションは、社員1人ひとりがチャレンジ精神を発揮することからしか生まれません。会社という器を使って、皆さん自身の夢を実現してください。チャレンジには失敗がつきものですが、恐れることはありません。失敗してもやり直せばいいのです。失敗を糧にして再び前進する勇気を持ちつづけ、何度も挑戦することによって不屈の精神が培われ、実力が蓄積されていきます。もし失敗したら「どうしたら次はうまくいくだろう」と徹底的に考えぬいてみて下さい。新しい企業文化を創り上げていくには、前例にとらわれない斬新かつ新鮮な物の見方が大切です。

○最後に
最後にこれらの原点は皆さん1人ひとりの心と体の健康です。常に自己の健康維持に留意し、心身ともに健やかに、自分を高めながら、会社生活を充実させていきましょう。そして常日頃から先輩、同僚、後輩ほか、自分を取り巻くすべての人への感謝の心を忘れないようにして下さい。これから皆さんが当社の一員として心豊かな社会人となり、元気に活躍されることを祈念し、私の歓迎の挨拶とします。