AZ-COM丸和ホールディングス㈱(AZ-COM丸和)と鴻池運輸㈱は2月17日、AZ-COM丸和のグループ会社で「データマネジメント・ソリューション」を提供する㈱アズコムデータセキュリティ(ADS)と、鴻池運輸㈱のグループ会社で紙帳票のデータ化サービス「デジパス」を提供するシャイン㈱が、各種帳票のデータ化および保管・廃棄等のサービスで業務提携することで合意し、業務提携基本合意書を締結したと発表した。

今回の業務提携により、両社の強みとノウハウを生かし、紙帳票の集荷、スキャン、データ化、保管、廃棄までを一貫して提供するサービス「カミマカセ」を開発した。大量の紙帳票を扱う顧客のDX化支援および業務負荷軽減や生産性向上に貢献する。

ADSの「データマネジメント・ソリューション」は、ますます重要性が高まる企業の情報管理の分野で、あらゆるデータの集荷から抹消処理までを最適にマネジメントするもので、紙での契約書や帳票類の情報処理の業務効率化にOCR技術を活用したサービスも提供している。一方、シャインの「デジパス」は、OCRにAIを融合させたAI-OCR技術活用と専門オペレーターによる確認・補正によって、安価、短納期かつ高精度な紙帳票のデジタルデータ化を提供している。

両社のサービスを組み合わせることで、あらゆる業界・業種向けに、高精度な紙帳票のライフサイクルマネジメント(「発生」→「活用」→「保管」→「検索」→「保存」→「廃棄」)を「カミマカセ」としてワンストップで実現する。

●「統合ペーパーレス・プラットフォーム」イメージ

今後、ADSとシャインは電子帳簿保存法対応や健康管理サービスなど特定分野に強みを持つ様々なソリューション提供会社のサービスと掛け合わせることにより(※2)、「統合ペーパーレス・プラットフォーム」として、DX化への負荷や既存業務の効率化に悩みを抱える顧客の課題を解決し、顧客がコア業務に注力できる体制作りに貢献していくとしている。

※2:参考実例:2022年12月より提供開始した「WellaboSWP デジパスPlus」(※3)では、㈱メディヴァが提供する従業員の健康情報の一括管理・運用を可能とするクラウド型サービス「WellaboSWP」と掛け合わせ、提供する。

※3:関連報道発表:2022年12月1日
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9025/ir_material12/196702/00.pdf

●「データマネジメント・ソリューション」について:
ADSは、個人情報取り扱いの厳格化やIT技術の普及に伴い懸念される情報漏洩リスクへの対応をはじめ、企業や社会を取り巻く環境が大きく変化する中で、ますます重要性が高まる企業の情報管理の分野で、ビジネスにおけるあらゆるデータの集荷から抹消処理までを最適にマネジメントするデータマネジメント・ソリューションを2004年10月より提供している。同サービスは、オフィス文書、FD・CD・DVD・MOに記録されたデジタルデータ等の保管物をバーコードシステムで一元管理し、データ保管物の集配送や、帳票類のOCR化、CD化・DVD化等、顧客のニーズに応じたデータ変換、さらには保存期間満了の保管物抹消処理を行っている。
https://azcom-data.co.jp/service/service03.html

●「デジパス」について:
シャインは、企業のデジタル・トランスフォーメーションを阻む大量の紙問題を解決するため、AIOCRとオペレーターによる紙帳票のデータ化サービス「デジパス」を2022年4月より提供している。同サービスは、顧客から送付される紙帳票のスキャンデータをAI-OCRが読み取り、その認識結果をシャインのオペレーターが確認・補正し、データを確定後、顧客へ返す。また、オペレーターによりチェックされたデータをAIが学習することで、AI-OCR の認識精度が高まり、さらに精度の高いサービスを提供することができる。
https://www.digipath.jp/