業界特化型クラウドカンパニーの米Infor日本法人のインフォアジャパン㈱は11月2日、代表取締役社長として黒塚明彦氏が就任したと発表した。

インフォアジャパン㈱ 代表取締役社長 黒塚明彦氏

同氏はIT業界で30年以上ものキャリアを持ち、そのうち23年間はビジネスおよびエンジニアリングアプリケーション分野における様々な世界的IT企業の日本法人でマネジメントやリーダーとしての役割を担ってきた。SAPジャパン㈱での業務経験からERPを熟知しているのみならず、BIツールの日本ティブコソフトウェア㈱や、PLM製品を提供するダッソー・システムズ㈱およびPTCジャパン㈱、SCMソフトベンダーのi2テクノロジーズ・ジャパン㈱、CRMソフトベンダーの日本シーベル㈱でビジネスをリードした経験から、最新のソリューションにも精通しているため、インフォアの即戦力として期待されている。また、最初のキャリアとして、General MotorsのIT子会社であるElectronic Data Systemsに10年間勤めたことから製造業の顧客に対しても深い理解があり、アジア、ヨーロッパ、アメリカの3大陸で、エンドユーザーとベンダーの双方でリーダーとして活躍してきた多才な人物としている。

黒塚氏は、「日本では、業界特化型SaaSソリューションの需要が高まっています。インフォアの強みは、業界特有の機能をあらかじめ備えたビジネスアプリケーションをクラウドベースで提供していること、そして、カスタマイズなしですぐに使えるよう設計していることです。ユーザーエクスペリエンスを重視し、常に最新のテクノロジーが搭載されたインフォアのデジタルプラットフォームによって、日本のお客様は、事業成長や業界の変化に応じて業務を最適化することができます」と述べている。