(一社)日本物流団体連合会は10月14日、全日通霞が関ビル(千代田区霞が関)で令和4年度第1回人材育成・広報委員会(委員長:NIPPON EXPRESSホールディングス㈱ 代表取締役副社長 副社長執行役員 堀切智氏)を開催し、会員企業・団体から21名がオンライン併用で参加した(会場参加11名、オンライン参加10名)。

冒頭、堀切委員長は、「世界ではサステナビリティが重要な課題になっている。日本においては、人への関心は極めて高くなっており、物流事業にとっても人財に関する課題は重要だが、業界として十分な対応ができてこなかったと思う。物流連としても、会員企業と連携して、人に関する課題の解決に努力することが必要であり、当委員会は物流業界の認知度を高め、人材確保に貢献するという重要な役割を担っている。物流業界を等身大で見ていただく活動を目指して行っているが、コロナ禍で物流業界は、国民生活に不可欠な事業であると認知されてきており、そのような追い風を活かしながら、今後も学生の就職活動に際して、物流の魅力や社会的重要性についての理解を深めてもらう活動に力を入れていきたい」と挨拶した。

議事では、事務局から上期の活動報告として、今年8月24日から約1か月に及び開催された「物流業界インターンシップ」について報告が行われ、新たな企画としてインターンシップ会場で投影された企業案内動画が紹介され、委員から動画に対して高い評価があった。同インターンシップ後に行った参加学生へのアンケート結果では、物流業に対する理解が深まった、業界への就職志望も強まったとの回答が多数よせられ、同事業は会員企業と共同して継続実施していく重要性が再度確認された。

また、物流連と大学が共同で実施した「大学学内セミナー」、「物流業界で活躍する女性のインタビュー記事の掲載」や「中学生の職場体験の受入」等の実施状況の報告がなされた。

最後に下期に取り組む事業として、「物流業界研究セミナーの開催」、「大学寄付講座の実施」や、「物流業界で活躍する女性の紹介」等についての説明が行われた。

挨拶する堀切委員長
委員会全体風景
企業案内動画(1分 21社1団体)の一例