大塚グループの医薬品等の物流を担う大塚倉庫㈱は9 月26日、同社が所有する、倉庫をオフィスにリノベーションした「CROSS DOCK HARUMI(大塚倉庫 東京本部)」ビルが「CASBEE(※1)不動産評価認証」において4段階のうちの最高位である「Sランク」を取得したと発表した。
同社は「環境にやさしい」物流を実践し、「グリーンロジスティクス」で社会貢献することを目指しており、「環境負荷軽減活動」は物流の現場だけではなく、システム構築、オフィスの改善、社員の意識・行動等、全社的な視点で様々な取り組みを推進しており、2017年度にはZEB Ready(※2)認証を取得した。
今回は、ZEB Readyの取り組みに加え、設備のエネルギー分析システム導入とそのシステムを利用したエネルギー利用に関する改善活動等が「CASBEE不動産評価認証」におけるSランク取得に繋がった。
具体的には、エネルギー使用量や空調設備等の運転データを分析し、要望したテナントへフィードバックを行う等環境へ配慮した活動を推進している。
※「CROSS DOCK HARUMI」ビルの管理・運営は子会社である大塚晴海開発㈱へ委託。
※1:CASBE(建築環境総合性能評価システム)
建築物の環境性能で評価し格付けする手法で、省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮等も含めた建物の品質を総合的に評価するシステム
※2:ZEB Read
再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物
●概要
建物名称:CROSS DOCK HARUMI(東京都中央区晴海4-7-4)
評価ツール:CASBEE-不動産(2021年SDGs対応版)
有効期限:2027年8月30日