トーヨーカネツ㈱は8月22日、物流業界に特化した各種のクラウドシステム・ソフトウェア開発を手がける㈱ファーストオーダーが実施した第三者割当増資の一部引き受けによる出資を行ったと発表した。

●出資の目的
同社主力の物流ソリューション事業では、近年Eコマースや生協業界等で飛躍的にに市場が拡大する中で、物流センターにおける商品の入から出荷までの機能・プロセス全体のエンジニアリングコンサルティングに事業領域を拡大することで、顧客の期待を超えるソリューションを提供することを目指している。

ファーストオーダーは物流業界や小売業界におけるシステム開発実績を豊富に有するメンバーを中心に2018年に設立され、最先端のIT技術を活用したWMS(倉庫管理システム)やTMS(配送管理システム)をはじめとする物流業界に特化したクラウドシステム・ソフトウェアを開発・販売している。

今回、ファーストオーダーへの出資により協業関係を強固にし、同社がこれまで手掛けてきたMH(マテリアルハンドリング)設備を中心としたソリューション構築力に、ファーストオーダーが強みとする入荷・出荷プロセスを含むサプライチェーン全体のシステム開発力を融合することで、同社物流ソリューション事業の事業領域拡大に繋げながら、顧客のロジスティクス戦略に貢献する次世代物流ソリューションの展開を加速していく。

●出資先概要
名称:㈱ファーストオーダー
所在地:東京都港区芝5-26-24 田町スクエア
代表者:代表取締役 吉田和人
事業内容:システムコンサルティング、企画・開発
設立:2018年3月