㈱日立物流は6月8日、経済産業省が東京証券取引所および(独)情報処理推進機構と共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)」制度で、「DX銘柄2022」に選定されたと発表した。

DX銘柄とは、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用を展開している企業を業種区分ごとに選定するもの。今年度は33社が選定された。

同社はSCDOSやSSCVといったDXソリューションを開発、自ら運用することで事業強化を図り、物流に新たな付加価値を加え事業領域を拡張している点、これらを外販することで顧客価値、社会価値につながる成果を生み出している点等が評価された。

●SCDOS(Supply Chain Design & Optimization Services)
https://www.hitachi-transportsystem.com/jp/scdos/

サプライチェーンDXであるSCDOSは、サプライチェーンにおいてこれまで個別に管理されていた、在庫数や輸送コスト、CO2排出量等のデータを一元管理し、可視化することでサプライチェーンの最適化を支援している。

●SSCV(Smart & Safety Connected Vehicle)
https://www.hitachi-transportsystem.com/jp/sscv/

輸送DXであるSSCVは、輸送に関する事務作業をクラウドサービスで提供し業務効率化を推進する「SSCV-Smart」、IoTテクノロジーやAIを活用して事故を未然に防ぐ「SSCV-Safety」、車両の維持管理を効率化する新たなフリートマネジメントサービス「SSCV-Vehicle」の3つのソリューションで構成され、輸送事業者の抱える課題を物流会社ならではのノウハウとデジタルテクノロジーで解決する。