(一社)日本物流団体連合会は6月8日、第5回ダイバーシティ推進ワーキングチーム「女性活躍推進」(座長:東京女子大学教授 二村真理子氏)を全日通霞が関ビル会議室で開催し、オンライン参加14名を含む23名が参加した。

伊勢川事務局長の挨拶の後、第4回に続きワーキングチームのメンバーより、各社の取り組み事例共有発表が行われ、今回をもって16社と1団体の発表が終了した。

発表では、各社共に柔軟な勤務体系、福利厚生、人事制度の改革、女性社員、男性社員に向けた新たな研修の取り組み等、ライフイベントとキャリアの両立、女性社員の定着、女性社員比率と女性管理職比率向上に努めていることが報告された。

例として、(1)女性管理職比率では、女性採用数アップを目指す、(2)女性社員比率向上では、両立支援としてリモート勤務等の拡大、(3)女性社員の希望を基に現場への配属、(4)複線型人事制度を拡充しワークライフに合わせたコース転換の複数回変更可、(5)女性管理職または女性管理職候補がリーダーとなる女性活躍推進プロジェクトチーム設置等が挙げられ、それぞれのテーマについて理解を深める質疑が行われた。

続いて、Ocean Network Expressベトナム General Directorの安藤美和子氏(商船三井より出向中)より、「自分らしさを活かしたリーダーであるために ~Lead the Self~」と題し、オンライン講演が行われた。

最後に、二村座長より、各社が採用時を含め入社後に特色のある取り組みを行っており、同ワーキングチームの活動を参考にして互いの気づきや今後の取り組みに繋げて欲しいと締め括られた。

次回開催は7月27日を予定している。