SBSホールディングス(株)は5月6日、同社と(株)日本政策投資銀行(DBJ)が共同運営する「日本物流未来投資事業有限責任組合(日本物流未来投資)」が4月15日付で(株)EMCとの間で株式譲渡契約を締結し、同月28日に全株式を譲受したと発表した。なお、本件は日本物流未来投資における第3号案件となる。

日本物流未来投資は、主に中堅・中小物流事業者において直面している事業継承や人手不足等の問題の解決を目的として設立され、投資を通じて地域物流配送網の維持および持続可能性の向上を目指すほか、DBJおよびSBSグループのノウハウを活用したバリューアップ施策(営業網の拡充、収支・財務の改善、コンプライアンスの体制整備等)を実施することで、出資先物流事業者の競争力強化を図っている。

(株)EMCは、SPL(Service Parts Logistics)と呼ばれる保守用部品に関する倉庫内作業等を請負う物流事業者で、緊急配送に関わるノウハウと高度な物流ネットワークに強みを持つ。

日本物流未来投資は、同社の実施する様々な施策に対する支援を通じてさらなる事業拡大・競争力の強化を積極的にサポートしていくほか、今後も地域で活躍する物流事業者への投資を通じた支援を継続していく構え。

右から、SBSHD鎌田代表、EMC佐々木社長、清澤取締役