(一社)日本物流団体連合会(物流連)は3月16日、全日通霞が関ビル(千代田区霞が関)で、令和3年度第2回物流環境対策委員会(委員長:日本貨物鉄道(株) 取締役兼常務執行役員 経営統括本部長 犬飼新氏)を開催した。

委員会に先立ち、物流分野における環境対策への取り組みに関するオンライン講演会が開催され、第8回モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)を受賞した鈴与(株) 運輸事業部長 兼 鈴与カーゴネット(株) 取締役営業本部長の澤入哲雄氏、および鈴与カーゴネット(株) 取締役フェリー輸送事業本部長の亀井遊太氏より、受賞事例と合わせ、鈴与グループでの環境対策について紹介された。

同グループが強みとするスイッチ(中継)輸送、フェリー輸送の特長や、同グループにおけるSDGs活動のテーマとして「共生」についても説明があり、関東圏外からも含めて68名が参加し、多くの質問も寄せられた。

続いて開催された委員会では、冒頭、長谷川理事長、犬飼委員長の挨拶に続き、令和3年度の活動報告および令和4年度の活動計画(案)について審議された。

まず令和3年度の活動報告については、第22回物流環境大賞・第8回モーダルシフト優良事業者表彰・第20回グリーン物流パートナーシップ会議の表彰結果が報告され、表彰案件のさらなる普及啓発を進めるため大賞受賞企業による講演会を開催したほか、新たな取り組みとして昨年11月より「物流分野における低炭素・脱炭素化推進に向けた情報交換会」を立ち上げたことが説明された。

続いて、令和4年度の活動計画(案)については、各種表彰制度では、第23回物流環境大賞・第9回モーダルシフト優良事業者表彰・第21回グリーン物流パートナーシップ会議を継続実施し、受賞事例は講演会等でさらなる普及・促進に努めること、また、物流分野における低炭素・脱炭素化推進に向けた情報交換会については、引き続き国・産業界・有識者等による講演、参加企業・団体から各社の取り組みについてプレゼンテーションを行うほか、国や有識者らも交えたシンポジウム等の開催を新たに検討することが提案され、活動計画案は原案通り承認された。

次回の委員会は今年9月頃に開催される予定。