NIPPON EXPRESSホールディングス(株)は2月4日、グループ会社のNX国際物流(中国)有限公司が中欧鉄道の要衝である西安の鉄道ターミナルを運営する西安国際陸港グループへ1月7日に防護服を寄贈したことを明らかにした。

NX国際物流(中国有限公司)は、国際鉄道輸送を主要事業の1つとして、2015年に中欧班列業務を開始。2018年に同社専用列車の運行を開始した。現在、海運、航空フォワーディングの深刻なスペース不足と仕入運賃の高騰等により代替輸送手段として鉄道輸送のニーズが高まっており、中でも西安は中欧班列の主要運行路線として毎週定期運航を行う、NXグループにとって非常に重要な鉄道ターミナルに位置づけている。

西安市では、2021年12月23日からのロックダウンにより、西安の鉄道ターミナル駅の交通アクセスが大きく制限をされ、鉄道ターミナル作業員の防護服が不足する事態となった。NX中国は上海で防護服2,000着を緊急調達し、物流網が混乱している中、上海ー武漢ー襄陽ー西安までの1,000kmを輸送し、1月7日に西安国際陸港グループへ防護服を寄贈した、としている。

●西安ターミナルの中央班列車両と、西安に到着した防護服