NIPPON EXPRESSホールディングス㈱(NXHD)は10月22日、グループ会社のNX台湾国際物流(NX台湾)が、台湾北部・桃園市に「桃園NEXT8倉庫」を開設し、9月15日に開所式を実施したことを明らかにした。


NX台湾によると、台湾北部に位置する桃園市は、台湾の航空輸送のゲートウェイである桃園国際空港を擁し、都市圏や台北港、基隆港等へのアクセスにも優れることから、物流拠点として最適な立地としている。近年、台湾北部における自動車部品や一般消費財を中心とした物流需要は拡大を続けており、この需要拡大に対応するため、NX台湾は、桃園地区で6拠点目となる「桃園NEXT8倉庫」を新設した。これにより、繁忙期を中心に活用していた複数のバッファ倉庫を新拠点へ集約し、横持ち作業の削減とサービス品質の向上を実現する。
同倉庫は最新鋭の自動化設備を備え、誰もが容易かつ正確に作業できる環境を実現している。自動倉庫(AS/RS)や自動搬送ロボット(AGV)等の自動化設備と人による運用を組み合わせ、荷受け・保管・ピッキング・梱包・配送まで一気通貫で対応。高床プラットフォームと3基のドックレベラにより海上コンテナを含む多様なモードに対応し、エレベータとオートレータ、重量ラック、24時間365日の有人警備および監視カメラによって、安全かつ効率的な運営を確保する。様々な産業の顧客のサプライチェーンの一部として、より高品質な物流サービスを提供していくとしている。
開所式において、NX台湾の川本勝董事長は「『桃園NEXT8倉庫』は、繁栄を象徴する『8』の名にふさわしく、台湾の発展を牽引する拠点です。台湾全土における物流ネットワークを強化し、ロジスティクス体制をさらに拡充することで、お客様のサプライチェーンを支援してまいります」と新拠点への期待感を語った。
●倉庫概要
倉庫名称:NX台湾国際物流 桃園NEXT8倉庫
所在地:桃園市蘆竹區大華街432號
倉庫面積:13,060㎡
構造:鉄骨造3階建て
主要設備:ドックレベラ3基、エレベータ2基、オートレータ1基、高床プラットフォーム、24時間365日有人警備、監視カメラ
業務内容:保管配送、検品、仕分、包装、輸出入手配

