富士通㈱は8月8日、Fujitsu Finland Oy(FFO※1)が、1万人を超える従業員を擁し、世界100か国以上で事業を展開するフィンランドの物流ソリューションプロバイダーであるCargotec Corporation(※2)と、ITサービスの提供に関する契約を締結したと発表した。

FFOはCargotecの業務をデジタル変革するため、ユーザーエクスペリエンスと生産性の向上に寄与するワークプレイスとITインフラサービスを2023年10月よりCargotec全社に提供開始する予定。FFOは、ワークプレイスおよびITインフラサービスのグローバルなリーディング企業として、ワークスペースのモダナイゼーションによりユーザーエクスペリエンスと生産性の向上につながる仕組みを構築し、社内実践を通して蓄積した知見を顧客に提供している。今回、Cargotecの事業と物流業界の特性をふまえ、Cargotecが現在利用しているITツールを効果的に活用しながら、最新のワークプレイスと最適なITインフラサービスの提案を行い、Cargotecが目指す全社的なITサービスの品質向上を支援する。

今回、FFOがCargotecに提供するITインフラサービスの1つであるサービスデスクでは、Cargotecの従業員から寄せられるIT運用に関する問い合わせに対応するサポート窓口業務に、対話型AIバーチャルエージェントを活用することにより、デジタル化を進めるほか、問い合わせ対応で蓄積されたナレッジを活用することにより、セルフサービス型のサポートを通してより迅速かつ容易に問題を解決し、生産性向上を実現する。さらに、継続的な業務プロセスの効率化により、従業員のエクスペリエンス向上に貢献する。

※1:Fujitsu Finland Oy:本社 フィンランド ヘルシンキ、Managing Director, Vice President Hanna Kivela
※2:Cargotec Corporation:本社 フィンランド ヘルシンキ、CEO、Casimir Lindholm