三菱ロジスネクスト㈱は2月14日開催の取締役会で、同社米州子会社のMitsubishi Logisnext Americas, Inc.(テキサス州ヒューストン市)の商号変更並びに同社子会社(同社米州孫会社)の会社統合について決議した。

なお、今回の案件は米州事業のさらなる効率化並びに一体運営の実現に向けて同社グループ内の再編を行うもの。再編に伴う諸費用も軽微のため、現時点で同社連結業績及び財務状況に影響を及ぼすものではないとしている。

●米州子会社の新商号および変更予定日
2023年4月1日付(米国時間、以下同じ)で米州統括会社のMitsubishi Logisnext Americas Inc.の商号をMitsubishi Logisnext Americas Group Inc.(MLAG)に変更する。

●米州孫会社の会社統合及び統合予定日
2023年4月1日付にて米州生産拠点のMitsubishi Logisnext Americas (Houston) Inc.(MLAH)およびMitsubishi Logisnext Americas (Marengo) Inc.(MLAM)の2社を統合(MLAHがMLAMを吸収合併する)し、商号をMitsubishi Logisnext Americas Inc.(新MLA)とする。

なお、生産拠点は現在のMLAHとMLAMが運営していた2工場体制を維持する。

概要図

●理由
2017年の三菱ロジスネクスト発足後、2018年に米州統括会社である現MLAを設立し、米州生産拠点であるMLAHおよびMLAMの組織・レポートラインを統一し、一体運営を開始した。以降、固定費の削減に加え、両社の販売・生産ノウハウの横通し、大口顧客向け営業部門の統合、生産性向上、製品統合等、販売・生産・調達の各分野において効率化、コスト削減を実施してきた。

今回、MLAHにMLAMを吸収合併する形で両社を統合し、一層の管理業務・コスト削減並びに事業運営の効率化を図る。

今回の統合に伴い、統括会社である現MLAの商号をMLAGに変更するが、新MLAおよび直販会社のEQDと一体となり、さらなる事業成長を目指すとしている。