米Infor(インフォア)は8月、国際的な大手製薬企業に代わって3PL保管・配送を行うヨルダンのMooneh社が、インフォアの倉庫管理システム「Infor WMS」を導入したと発表した。

Infor WMSは、効率的かつ効果的な倉庫業務の確立と、全在庫の完全なトレーサビリティを実現する倉庫管理システム。今回のプロジェクトは、サプライチェーンコンサルティングおよびソフトウェア導入の先進的なプロバイダーであるSNS社の協力によって実現した。

●Infor WMS
https://www.infor.com/ja-jp/solutions/scm/warehousing/warehouse-management-system

Mooneh社は10万㎡の温度管理された物流インフラを構築し、年間10万トン以上のFMCG(日用消費財)と最大2万2,000パレットの医薬品や医療用品を配置できる保管能力を備え、フルフィルメントとロジスティクスのソリューションを提供している。倉庫業務の最適化を目的としたMooneh社のプロジェクトには、2つの目標があった。1つは、倉庫のスペースを有効活用して入出庫を効率化することで、もう1つは、人の手による作業と移動時間を最小限に抑えて、生産性を最大限に高めること。現在、製品の入荷から保管、出荷まで、倉庫業務はすべて、Infor WMSによって管理されている。

●Mooneh社について
現在、ヨルダン最大の物流ハブとなっており、多温度帯に対応した10万㎡の物流施設を備え、15万パレット以上の保管能力を持ち、年間出荷量は10万トンに達している。先見性を強みとして、FMCGや医薬品、人道支援、復興支援といった成長を続ける産業をサポートするために事業を拡大している。

●SNS社について
世界中に顧客やパートナーを持ち、サプライチェーンサービスを提供している大手プロバイダー。ドバイ、ニューヨーク、シンガポール、パリ、リヨン、メルボルン、リヤード、ベイルートにオフィスを置いて、幅広いサービスを提供しながら、プロジェクトの成功実績を重ねて市場での地位を確立してきた。SNS社のサービスは、コンサルティング、トレーニング、ソリューション開発、導入、システム統合、サポートなど多岐にわたる。サプライチェーンとロジスティクス分野に精通したオペレーションおよびテクニカルコンサルタントの専門チームが、サービスを提供している。