川崎市は8月27日、JFEスチール㈱と日本GLP㈱が2026年8月5日に冷凍冷蔵機能を中心とする大規模多機能な次世代物流施設の開発用地として、JFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)扇島の土地(約18ha)の売買契約を締結するほか、同日付でJFEホールディングス㈱、JFEスチール、日本GLP及び川崎市との間で高度物流拠点の形成に向けた連携協定を締結したと発表した。
同売買契約及び同協定を契機に、未来を創る高度物流拠点の形成に取り組み、我が国の社会課題の解決と京浜臨海部の持続的な発展に貢献していく。

●扇島地区の土地利用転換が大きく前進
JFEホールディングスと川崎市は連携して、JFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)の高炉等製鉄設備休止後の土地活用について、国の課題解決に資する公共性・公益性の高い土地利用転換に取り組んでいる。今回、扇島地区で先行して開発を進めている先導エリアの高度物流拠点の形成に向けて土地売買契約及び連携協定を締結したことにより、扇島地区の土地利用転換が新たな段階へ進展する。陸海空の結節点である扇島の強みを活かした高度物流拠点の形成を通じて、次世代産業の集積を目指す扇島地区の一翼を担うほか、我が国の社会課題の解決と、京浜臨海部の持続的な発展に貢献していく。
●未来を創る高度物流拠点の形成
日本GLPは、国内最大級の物流施設開発・運営事業者として培ってきた専門的な開発力と運営ノウハウを活かし、首都圏の食品物流を支える次世代コールドチェーン(※1)基盤の構築に取り組む。11棟・延床面積約37万㎡・保管能力55万トン規模の大規模多機能な次世代冷凍冷蔵物流施設を段階的に整備し、コールドチェーン基盤が直面する施設老朽化や庫腹逼迫等の課題に対して、食品・冷凍冷蔵倉庫業界と連携しながらその解決を目指すほか、首都圏における食料の安定供給とコールドチェーン機能の強化を図る。
また、協定に基づき各者が連携して、GX・DXの推進を通じて施設運営の一層の効率化と物流サービスの高付加価値化を図り、高度物流拠点の形成を目指す。その一環として、脱炭素に向けた水素モビリティの活用や水素ステーションの設置、川崎港を活用したモーダルシフト(※2)に取り組むほか、物流DX(自動化)・効率化に向けた自動運転トラックの活用、DX(自動化)設備の導入、共同輸配送の推進等に取り組むほか、地域への貢献として見学施設の設置や災害時の物資輸送機能の強化も視野に取り組んでいく。
※1:冷凍・冷蔵機能を通じて食品等を適切な温度で保管・輸送する物流網のこと
※2:トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換すること
●2030年7月までに一部先行稼働(予定)
JFEスチールは既存設備の解体撤去、基盤整備を進め、2028年3月末までに日本GLPへ土地を引き渡す予定。これを受けて日本GLPは物流施設の整備を進め、2030年7月までに物流施設の一部を先行稼働させる予定。また、川崎市と関係者が連携し、土地利用転換を支える道路・港湾等のインフラ整備を進めており、物流施設が一部稼働するまでに首都高速湾岸線扇島出入口(仮称)や東扇島と扇島をつなぐ一般道路や臨港道路の供用開始を目指している。
●扇島地区の概要

●詳細(以下より川崎市参考資料をダウンロード)
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●計画概要(予定)
施設名:「ALFALINK川崎扇島」
所在地:神奈川県川崎市川崎区扇島地区
開発施設:物流施設11棟及び共用棟
敷地面積:約182,000㎡
延床面積:約370,000㎡
保管能力:約550,000t
着工:2028年6月より順次
竣工:2030年7月より順次


