アマゾンジャパン(合)は8月5日、兵庫県尼崎市に2拠点目となる物流拠点「Amazon武庫川フルフィルメントセンター(武庫川FC)」を新設したと発表した。同拠点は延床面積が約11万1千㎡、商品保管容量は約117万立方フィートで、関西で最大のFCとなる。

Amazon武庫川フルフィルメントセンター

兵庫県は日本国内でもアマゾンによる投資が多い県の1つで、2025年単年では440億円以上、2021年から2025年の5年間では1,800億円以上の投資を行ってきた(※)。この中には、設備投資(FCやデリバリーステーション(DS)等のインフラ整備を含む投資)と、事業運営費(従業員の給与・報酬等)が含まれている。2022年3月には当時西日本最大の物流拠点となる「Amazon尼崎フルフィルメントセンター」を開設、2020年、2023年にはそれぞれ尼崎市と神戸市にDSの配送拠点も開設している。今回の「Amazon武庫川フルフィルメントセンター」の新設は、兵庫県に対する継続的な投資の一環であり、地域における配送ネットワークをさらに強固にするものとしている。

「Amazon武庫川フルフィルメントセンター」は、商品の入荷と出荷、それぞれで1日最大50万個以上を取り扱う。職場の安全・衛生管理者、商品の品質管理者、設備の保全管理者、テクノロジーを使って商品のピッキング・梱包・出荷作業を担うポジション等、様々な職種で多くの働く機会を創出する。物流施設等での職務経験のない人も含め、多様なバックグラウンドを持つ人が活躍できる場を用意しており、定期的なトレーニングやスキルアップ機会の提供を通して、従業員が学び、成長し続けられる環境を整えている。

FCにはカフェテリア、マザーズルーム(搾乳室)、プレイヤーズルーム(礼拝室)、バリアフリー対応手洗い等を備え、従業員の心身の健康、包括性に配慮した設計になっている。また、屋上には太陽光発電設備を設置し、FCで使用する電力の一部を賄う。同拠点では、JR尼崎駅、阪急西宮北口駅、JR三ノ宮駅など主要駅からの専用シャトルバスがあるほか、阪神尼崎センタープール前駅から徒歩10分となっている。

アマゾンジャパン合同会社 社長の島谷恒平氏は次のように述べている。「このたび、尼崎市に2拠点目となる新たなFCを開設できることを大変嬉しく思います。これまで兵庫県においては2025年までの5年間で1,800億円を超える投資を行ってまいりましたが、本拠点の新設は、兵庫県や関西エリアにおける働く機会の創出と地域経済のさらなる発展を後押しするものです。こうした継続的な地域への投資によって、全国のお客様に、より安全で迅速かつ効率的に商品をお届けできるようになります。また、Amazonでは経験や年齢、国籍などを問わず多様な働く機会を提供しており、今回の武庫川フルフィルメントセンターでも、多岐にわたる職種で働く機会を創出します。私たちは引き続き、地域経済の成長に貢献し、お客様と働く方々のために、イノベーションを起こし続けてまいります」

アマゾン物流拠点で効率的な商品の入出荷を可能にするのが、ロボットが商品棚を持ち上げて移動する「Amazon Robotics」。「Drive(ドライブ)」と呼ばれるロボットが「Pod(ポッド)」と呼ばれる専用の商品棚を移動させることで、従業員の業務をサポートする。武庫川FCでは、約3,000台のドライブと約3万台のポッドを有している。これにより、テクノロジーと人が協働し、商品の棚入れや棚出しをより効率的に行うことができる。また、格納スペースの節約も可能となり、従来の固定された商品棚よりも最大約40%多くの在庫が保管可能で、商品の品揃えを増やすこともできる。そのため、フルフィルメント by Amazon(FBA)を利用して日本全国の利用客に一貫したサービスを提供する販売事業者にとってもメリットをもたらすとしている。

さらに新拠点には紙袋自動梱包機を導入する。アマゾンでは、利用客へのより良い買い物体験の提供と、梱包資材削減の取り組みのため、安全面や商品保護の観点から問題がないと確認された商品は、段ボール箱ではなく、より軽量な紙袋で配達している。紙袋自動梱包機の導入はこの取り組みをさらに進めるもの。紙袋で商品を配達することで、梱包の開封やその後の処理にかかる手間を減らすことができる。

※投資額は米調査会社Keystoneによる試算

●拠点概要
拠点名称:Amazon武庫川フルフィルメントセンター
所在地:兵庫県尼崎市道意町7-1-17 GLP ALFALINK尼崎 北棟
延床面積: 約111,000㎡
商品保管容量: 約117万立方フィート
開設日:2026年8月5日