センコーグループホールディングス㈱(センコーGHD)は2月14日、2024年8月に開設したトラック中継輸送専用大型施設「TSUNAGU STATION浜松」(浜松市浜名区)内にシャワールームや休憩スペース等を備えた休憩施設「BREAK TIME」、隣接地に開設した「センコーグループ浜松物流センター」の竣工式を開催した。


両施設共にセンコーGHDが建設し、TSUNAGU STATIONをグループ傘下のセンコー㈱が、新センターを同じくグループ傘下の㈱ランテックとセンコーが共同で運営する。3温度帯物流に対応するほか、トレーラの交換やドライバーの交代、荷物の積み替えや一時預かり、配達代行等、他社にも中継輸送施設を利用してもらうことで業界全体が抱える人手不足の解決、労働時間の法規制への対応に向けてグループ一丸で取り組むとしている。
また、新東名高速道路「浜松SAスマートIC」から1km圏内で、東京料金所から大阪/吹田IC間(約476km)の中間地点にあり、中継拠点に適した立地にある。一方、浜松市は日本有数の「ものづくり都市」として古くから産業が盛んで大手メーカーの工場が集積していることから、地元の物流需要取り込みも期待される。
● TSUNAGU STATION浜松 休憩施設「BREAK TIME」について
TSUNAGU STATIONはトレーラ交換やドライバーの交代のための場所を昨年8月にオープンし、人手不足や労働時間の法規制に対応してきたが、今回施設内に開設した休憩施設「BREAK TIME」は休憩スペース、自動販売機、トイレ、シャワー室を備えて長距離を運転してきたドライバーがリフレッシュできる空間作りを目指している。

●センコーグループ浜松物流センターについて

新センターは中部地区の繊維・機械メーカーといったセンコーの取引先をさらに拡大させるほか、TSUNAGU STATIONとして、荷物の積み替え、一時預かり、配達代行にも対応する。さらに、ランテックが持つ冷凍冷蔵食品物流のノウハウにより、旺盛なコールドチェーン物流の需要を取り込み、売上拡大につなげていくとしている。
新センターの屋根上に太陽光発電設備、敷地内に大容量蓄電池を設置し、再生可能エネルギーの活用促進を図るほか、BCP対策として非常用発電設備を完備している。
●今後の展望
1月17日よりWEBサイトで、TSUNAGU STATIONの会員登録、利用予約の受付を開始した。今後は静岡(新富士)、広島、福島にもTSUNAGU STATIONの開設を計画しており、日本全国へサービスの拡大を目指していくとしている。
●拠点概要
拠点名称
・センコーGHD センコーグループ浜松物流センター
・センコー 新東名浜松PDセンター
・ランテック 浜松支店
所在地:静岡県浜松市浜名区都田町7816-1
建物構造:S造6階建(倉庫は4階層)
敷地面積:3万1,762㎡(TSUNAGU STATION含む)
延床面積:3万4,272㎡(うち、センコー1万9,284㎡、ランテック1万3,857㎡)
設備:自動倉庫、冷凍冷蔵倉庫、トラックバース78台、給油所、洗車場、太陽光発電、大容量蓄電池、非常用発電設備等
貸主:センコーグループホールディングス㈱
●トラック中継輸送専用施設概要
施設名称:TSUNAGU STATION浜松
所在地:静岡県浜松市浜名区都田町7816-1
建物構造
柱:鉄筋コンクリート造
梁:鉄骨造(休憩施設)
延床面積:161㎡(休憩施設)
施設・サービス
①トレーラ・トラック用駐車スペース(約50台分) ※2024年8月開設済み
②トレーラ交換、ドライバー乗り替わり用駐車スペースの提供
③荷捌き・貨物一時預かり用設備(倉庫棟1階部分 約700坪)
④貨物の配達代行(静岡県・愛知県・三重県・岐阜県 ※順次拡大予定)
⑤ドライバー専用休憩施設(休憩スペース、自動販売機、トイレ付シャワールーム、トイレ)
⑥上記サービスを予約する WEB システムの提供(システムリンク:https://www.tsunagu-station.senko.co.jp/)
貸主:センコーグループホールディングス㈱