日本GLP㈱は6月7日、神奈川県川崎市において、延床面積約20万5,000㎡、収容能力約17.6万トンの国内最大級の冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設「GLP川崎Ⅱ」の開発を行うと発表した。

同開発プロジェクトは、みずほリースグループのエムエル・エステート㈱が所有する土地に、日本GLPが「GLP川崎Ⅱ」を開発する形で行われる。同施設は地上5階建て、常温、冷凍、冷蔵の3温度帯に対応した冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設として、2025年3月着工、2027年8月末の竣工を予定している。

「GLP川崎Ⅱ」施設外観イメージ

「GLP川崎Ⅱ」は、冷凍・冷蔵区画に加えて常温区画も備える日本最大級の冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設。最小区画は約800坪(約2,600㎡)から賃貸が可能で、最大35社のテナントが入居可能。同社のフラッグシップである「ALFALINK」で実現した次世代物流施設のエッセンスを取り込み、“Shared Solution”のコンセプトを実現し、入居企業同士が共創して新たなコールドチェーンを生み出すプラットフォームとして機能させることを目指すとしている。

本物件の建設予定地は、冷凍・冷蔵物流施設が集積する川崎エリアに所在し、首都高速神奈川1号横羽線・浜川崎ICから約1.5km、大師ICから約4.6km の距離に位置し、関東全域をカバーするほか、直線距離で羽田空港から約6.9km、川崎コンテナターミナルから約4.0kmと、海上・空輸を利用した輸配送拠点としても活用可能な立地としている。加えて、JR鶴見線昭和駅から徒歩約1分、川崎市営バス「昭和駅前」バス停と川崎鶴見臨港バス「扇橋」バス停から徒歩約4分の距離にあるため、通勤の利便性が高く、雇用確保にも有利な条件を備えている。

「GLP川崎Ⅱ」周辺図
「GLP川崎Ⅱ」広域図

●施設概要
施設名:「GLP川崎Ⅱ」
所在地:神奈川県川崎市川崎区扇町
敷地面積:約8万2,000㎡
延床面積:約20万5,000㎡
収容能力:約17万6,255t(C&F級:約2万8,275t、F級:約14万7,980t)
構造:地上5階建て、免震・PC造
着工:2025年3月(予定)
竣工:2027年8月末(予定)
認証取得:CASBEE 認証、ZEB 認証(予定)