NIPPON EXPRESSホールディングス㈱は5月7日より、グループ会社の日本通運㈱が滋賀県湖南市で新倉庫「NX栗東湖南倉庫」の稼働を開始した。

NX栗東湖南外観

滋賀県は東海道新幹線、名神高速道路、新名神高速道路、北陸自動車道といった主要な広域交通基盤が発達しており、東西交通の要に位置する環境・工業県。琵琶湖からの豊富な水源や都市部への交通利便の優位性等を背景に電機・電子、半導体関連企業等が集積し、物流需要が高まっている。

今回稼働開始したNX栗東湖南倉庫は、「単に物を保管する倉庫」ではなく「1拠点で一貫して作業が行える倉庫」をコンセプトとし、付加価値の高いロジスティクスサービスを提供する。その立地特性を活かし、大阪、名古屋、北陸の中継基地としての機能を果たすほか、重量品の取り扱いができる天井クレーンの併設、倉庫床荷重を備え、半導体製造装置関連の顧客ニーズに応える。

また、入出庫・保管作業のほか、国際輸送における海上コンテナの積み込み・積み下ろし作業、輸出梱包作業等にも対応可能で、関西エリアにおける主要な物流拠点となる。

●新倉庫概要
名称:NX栗東湖南倉庫
所在地:滋賀県湖南市緑台一丁目2315-32
構造:RCS造 地上4階(倉庫部分3階建)
延床面積:6万2,804.07㎡(1万8,998.23坪)
主要設備:定温設備(899坪、温度20~25℃、湿度80%以下)
     天井クレーン(5t×2基)、倉庫荷重(1階:7t/坪、2・3階:5t/坪)
営業開始日:2024年5月7日