アスクル㈱は3月28日、新たに運営する大規模物流センター「ASKUL関東DC(ディストリビューションセンター)」を構える物流施設「GLP上尾」（埼玉県上尾市）が3月31日に竣工すると発表した。
「GLP上尾」は日本GLP㈱が“Co,Well-Being”を開発コンセプトに手がけた物流施設であり、アスクルは同施設を「ASKUL関東DC」として2025年6月の稼働開始に向けて準備を進めていくとしている。
「ASKUL関東DC」は、アスクルの物流拠点としてはASKUL Value Center関西に次ぐ2番目の賃借面積となる大規模物流センターで、事業所向けEC「ASKUL」と一般消費者向けEC「LOHACO」双方の物流を担っていくとしている。
「ASKUL関東DC」は圏央道・桶川加納IC、東北自動車道・岩槻IC、首都高・与野ICと3つのインターチェンジへアクセスが可能で、関東エリアから東北エリアまでを網羅できる優れた立地としている。
同センターは、同社の中期経営計画で重要なミッションを担う東日本の大規模物流センターという位置づけであり、ロングテール商品の在庫を集約することで様々な商品を1箱で届け、箱単価を向上させることで配送費比率の低減を図るほか、現在ASKUL Value Center関西から出荷しているロングテール商品の出荷を同センターに切り替えることにより、東日本の顧客への配送距離を短縮し、ロングテール商品も“明日（あす）来る”サービスの実現を目指すとしている。
さらに、同社物流センターへの納品が「ASKUL関東DC」に集約されることにより、物理的な輸送距離が短縮され、サプライヤーや配送パートナーの環境負荷低減を図ることも可能になるとしている。
●施設概要
名称：ASKUL関東DC（ディストリビューションセンター）
所在地：埼玉県上尾市愛宕三丁目1番22号
竣工：2024年3月31日（2024年6月賃借開始予定）
稼動開始：2025年6月（予定）
敷地面積：4万5,976,78㎡
延床面積：10万4,931,76㎡
建物階数：5階建・免震構造
