SBSホールディングス㈱は2月16日、SBSグループがかねてより建設を進めていた野田瀬戸物流センターA棟（千葉県野田市）が竣工し、同日に竣工式を執り行った。
同社のグループ会社が合同で運営する初のマルチ倉庫となる同センターは、地上4階建て、延床面積5万332坪（約16万6,386㎡）を擁するグループ最大の物流拠点であり、常磐自動車道・柏ICから4km以内に位置し、関東一円はもとより東北方面に容易にアクセスできる利便性を誇る。同センターはその広さに加えて、ドライ倉庫、危険物保管庫、冷凍冷蔵設備を備え、顧客のあらゆるニーズへの対応を可能としている。庫内では棚搬送ロボなどLT（Logistics Technology）機器を本格導入して自動化・省人化を追求するほか、屋上に8,200枚の太陽光パネルを設置し、日中の動力をすべて再生可能エネルギーで賄える、低炭素社会の実現に貢献する施設としている。
建物のうち1フロア約1万坪は、グループ初となるECプラットフォーム事業の戦略拠点「EC野田瀬戸物流センター」として、EC事業者が相乗りで物流ロボットやマテハンを利用できる、共同利用型のセンターとなる。「EC野田瀬戸物流センター」は、常温だけでなく三温度帯や定温保管機能を備え、細かい流通加工に対応する各種設備や薬店・撮影スタジオも併設し、200を超えるEC業務のサービスメニュー、サステナブル対応と共に、アパレル、食品、化粧品、健康食品、医薬品、雑貨等、幅広い業種の顧客に多彩なメリットを提供する。
なお、同センターの隣接地には、将来的に見込まれる需要増加に対応するため、A棟と同規模のB棟が建設可能な土地を確保している。
●SBSグループ代表の鎌田正彦氏の竣工式でのコメント
1フロアが1万坪という大変な広さですが、ロボットが縦横無尽に走り、作業・保管効率において絶対優位性を持つ物流拠点として、このセンター運営が当社の将来を占う試金石になると考えています。センター開設にご尽力いただいた地元野田市や関係の皆様、お客様と一緒にこれから成長を遂げてまいります。
●施設概要
名称：野田瀬戸物流センターA棟
住所：千葉県野田市瀬戸1452-4
敷地面積：7万3,271.57㎡（2万2,164.64坪）
延床面積：16万6,385.59㎡（5万331.64坪）
梁下有効（倉庫天井高）：5.5m
床荷重：1F：2.0t/㎡ 2-4F：1.5t/㎡
構造：RCS造、免振構造
階数：地上4階
