オリックス不動産㈱は2月5日、大阪府高槻市においてマルチテナント型の物流施設「高槻ロジスティクスセンター」の開発に着手したと発表した。

「高槻ロジスティクスセンター」外観イメージ

本物件は、新名神高速道路・高槻ICから約6.5km、名神高速道路・茨木ICから約7.0kmに位置し、日本の東西を結ぶ交通の大動脈である名神、新名神高速道路へ直接アクセスが可能。2027年度には新名神高速道路の全線開通が予定される等、関西エリアだけでなく、東日本と西日本の結束点としてさらなる交通利便性の向上が期待される。また、阪急京都線の特急停車駅となる高槻市駅から約2.1kmと通勤利便性が高く、入居テナント企業が雇用を確保する上でも優位性のある立地としている。

位置図

建物は延床面積6万3,261.53㎡(約1万9,136.61坪)、鉄骨造4階建て、募集区画は最小約2,500坪から最大6テナントの入居が可能。1階から3階をスロープでつなぎ、1階には最大41台、3階には最大42台の大型車(10t車)が同時接車可能なバースを備えるほか、免震システムや非常用自家発電機を設置する等、BCPにも対応した防災配慮設計が施されている。4階には入居テナント企業の従業員が昼食や休憩、デスクワークに利用できるカフェテリアを用意し、シャワーブース付きのドライバー休憩室を敷地内の別棟に設ける等、施設で働く人やドライバーの職場環境の向上に貢献する。屋上には太陽光発電設備を設置するほか、天候の影響や夜間など発電量が不足する場合にもオリックス㈱より非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給することで、入居テナント企業は100%再生可能エネルギー由来の電力を利用できるとしている。

●施設計画概要
名称:高槻ロジスティクスセンター
所在地:大阪府高槻市下田部町2丁目7番
交通手段:新名神高速道路「高槻IC」から約6.5km、名神高速道路「茨木IC」から約7.0km、阪急京都線「高槻市」駅から約2.1km、高槻市営バス「二十」バス停から約150m(徒歩約2分)
敷地面積:2万9,347.26㎡(約8,877.54坪)
延床面積:6万3,261.53㎡(約1万9,136.61坪)
規模・構造:地上4階建て、鉄骨造、免震構造
駐車場台数:普通車132台、大型トラック待機場19台、自転車・バイク188台
その他:トラックバース83台/10t車、床荷重1.5t/㎡、梁下有効高5.5m 以上、全館LED完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド3基設置
設計・施工:前田建設工業㈱
着工:2024年1月4日
竣工:2025年6月(予定)