大和ハウス工業㈱は10月5日、2020年7月より神奈川県横浜市都筑区において計3棟のマルチテナント型物流施設(※1)からなる物流タウン「DPL新横浜プロジェクト」(総敷地面積:9万8,009.20㎡、総延床面積:23万3,702.83㎡)の開発を進めてきたが、2023年9月29日に3棟目となる「DPL新横浜Ⅲ」が竣工し、同プロジェクトが完成したと発表した。

DPL新横浜プロジェクト(右から、マルチテナント型物流施設「DPL新横浜Ⅰ」、「DPL新横浜Ⅱ」、「DPL新横浜Ⅲ」)

同プロジェクトは計3棟の物流施設からなる物流タウンで、下層から上層にかけて明るいグラデーションとなる外観を全棟で採用する等、建物の圧迫感を緩和し、周辺環境に馴染むデザインとし、一体感のある街作りを推進した。

立地面では、東京都心から30km圏内、首都高速湾岸線・横浜港北出入口から約100m(※2)、第三京浜道路・港北ICから約300m(※2)と至近で、東名高速道路や首都圏中央連絡自動車道(圏央道)にもアクセスしやすい非常に利便性の高い立地のため、都心部や東京国際空港(羽田空港)、横浜港へも車で30分以内でアクセス可能。近距離輸送だけでなく海外輸送にも適した立地のため、グローバルSCM(※3)に対応可能な施設として利用できるとしている。

また、物流施設内には、テナント企業の従業員専用の保育施設やカフェテリア、祈祷室、オールジェンダートイレ等を完備(※4)し、多様な働き方や価値観にも配慮した設計とした。

併せてBCP対応として免震システムの採用(※4)や非常用発電機を設置したほか、全棟に太陽光発電システムを搭載(※5)する等、防災面・環境面にも配慮した施設とした。

※1:テナント企業が複数入居可能な物流施設。

※2:「DPL新横浜Ⅰ」「DPL新横浜Ⅱ」までの距離。

※3:サプライチェーンマネジメントの仕組みを国内にとどまらず世界にある拠点を結んで実施すること。

※4:物流施設により設備・仕様・内容は異なる。

※5:「DPL新横浜Ⅱ」「DPL新横浜Ⅲ」は予定。

「DPL新横浜プロジェクト」位置図

●施設概要
名称:「DPL新横浜Ⅲ」
所在地:神奈川県横浜市都筑区川向町2001-14外
交通:首都高速湾岸線横浜港北出入口から約200m、第三京浜道路港北ICから約400m
敷地面積:1万6,281.95㎡(4,925.29坪)
建築面積:6,787.75㎡(2,053.29坪)
延床面積:3万5,470.37㎡(1万729.78坪)
賃貸面積:2万9,545.25㎡(8,937.43坪)(最大2テナント、1区画の面積約14,700㎡~入居可能)
構造・規模:柱RC梁S造一部S造、地上6階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス港北開発特定目的会社
設計・施工:㈱淺沼組
着工日:2022年6月15日
竣工日:2023年9月29日
入居可能日:2023年10月1日

●DPL新横浜プロジェクト