日本GLP㈱は10月4日、千葉県八千代市で延床面積約15万8,000㎡の先進的物流施設「GLP八千代Ⅴ」を着工し、同日起工式を執り行った。「GLP八千代Ⅴ」は物流サービスを提供する㈱ダイワコーポレーションと1棟全体の賃貸借契約を締結しており、2025年3月の竣工を予定している。

「GLP 八千代Ⅴ」外観完成イメージ

「GLP八千代Ⅴ」は立地する八千代エリアでは希少なダブルランプウェイを備えた先進的物流施設で、小分割区画の設定を可能にする設計や、非常時の自動防火シャッターを導入する等、カスタマーニーズを反映した物件。また、免震構造を採用し、カスタマー企業の事業継続性をサポートする。

ダイワコーポレーションは同物件を多業種が入居できる物流施設として運用する予定。

同物件の開発は、日本GLPの豊富な再開発経験およびノウハウを活用し、竣工済みの「GLP八千代Ⅳ」と隣接する敷地を最大限に利用した、既存物件の建て替えプロジェクト。同プロジェクト遂行にあたり、同物件を賃貸するダイワコーポレーションのニーズと敷地の特性を踏まえ、同物件のデザインや構造、設備の設計を行った。加えて、既存物件の解体にあたっては、工事工程を複数の工区に分割し、既存物件の入居企業であった㈱あらたの「GLP八千代IV」への移転[1]と連携して進めることにより、あらたのオペレーションを中断させることなく、段階的な退去と明け渡しを実現している。

「GLP八千代Ⅳ」・「GLP八千代Ⅴ」鳥瞰イメージ

「GLP八千代Ⅴ」エントランスイメージ

●施設概要
施設名:「GLP八千代Ⅴ」
所在地:千葉県八千代市大和田新田686-3
敷地面積:約6万7,000㎡
延床面積:約15万8,000㎡
構造:地上5階建て、免震PC造一部S造
着工:2023年9月
竣工:2025年3月末(予定)
認証取得:CASBEE(新築)認証(予定)、BELS 5Star 認証(予定)、ZEB-Ready 認証(予定)