㈱東京流通センター(TRC)は8月31日、1967年から50年以上にわたり東京・平和島で物流施設(総延床面積:約12万坪)を運営・管理しており、同社敷地内施設の再開発第2弾として、地上7階建(1~6階:倉庫+屋上駐車場)・免震構造のマルチテナント型物流施設「物流ビルA棟」(最小約144坪~1フロア約7,800坪、延床面積約6万1,000坪)を竣工した。

「物流ビルA棟」外観

(1)本物件の特徴/高機能な小割区画を通じ、多様化する物流ニーズ・利用方法に対応
本物件(地上7階建/1~6階:倉庫+屋上駐車場)は、1~3階が小割区画になっており、標準区画約435坪・最小区画約144坪と都心エリアの物流施設において最小クラスからの面積帯での利用が可能。そのため、大型物流施設のメリット(免震構造・充実した共用部・管理体制・BCP対応ほか)を享受しながらも、事業ステージに応じた無駄の無い拠点構築が可能。

区画図

1~3階の小割区画に加え4~6階は中・大規模区画(約1,600坪~1フロア約7,800坪)と幅広い面積帯を備えており、面積に応じた豊富な電源容量、給排水・給排気への対応により倉庫+α(オフィス・ショールーム・メンテナンス拠点ほか)の複合的な用途に適している。また、小割区画エリアである1~3階は屋外歩廊を設置して歩行者・車両の動線を分離することで、安全かつ快適に専有部へアクセスすることが可能。

(2)“物流効率性”דワーカー快適性”の両立
同敷地内に複数の飲食店舗をはじめ、医療機関・郵便局・コンビニエンスストア等、バラエティに富んだサービス施設を用意している。また、本物件内にもコンビニエンスストアをはじめ共用の休憩室・屋上アメニティスペース・喫煙室等を設けており、ドライバーや従業員の皆様に優れた就労環境を提供する。

都心物流施設としては最大級の屋上駐車場442台(普通乗用車242台・大型車76台ほか)及び構内に車両待機スペース約20台を整備。都心部ながら十分なキャパシティを備えており、多頻度・緊急な配送や将来の変化に対しての円滑なオペレーションをサポートする。

(3)持続可能な物流を支える取り組み
免震構造による地震対策、非常用発電機による停電対策や津波・大雨・台風対策、24時間365日の警備員・設備管理員常駐に加え、環境への配慮として壁面緑化や電気自動車充電スタンドを備えており、万一の際の事業継続性や将来の環境面に配慮した持続可能な物流拠点を構築可能。併せて、本物件は国土交通省が定めた「建築物の省エネ性能表示のガイドライン」に基づく第三者認証制度「BELS」で★5を取得しており、環境への配慮を推進していくとしている。

同社では、2023年度より、同社所有施設(共用部及び自社使用部)に再生可能エネルギーを導入する方針となった。導入する再エネ電力は「FIT非化石証書(※1)」とし、親会社である三菱地所㈱が加盟するRE100(※2)の達成に寄与することとなる。また、同社施設に入居しているテナント企業の要望に応じ、テナント専有部に対し、同社経由でFIT非化石証書の提供が可能となる見込みとしている。

※1:固定価格買取制度(FIT)対象の再生可能エネルギー電源の電気が有するCO2を排出しない価値(環境価値)を証書化して売買可能にしたもの。

※2:企業が事業で使用する電気を100%再生可能エネルギーとすることにコミットする協働イニシアチブ。企業が結集することで、政策立案者および投資家に対して、需要家からエネルギー移行を加速させるためのシグナルを送ることを意図する。

同敷地内にて物流TECHショールーム“TRC LODGE”を運営しており、ロボティクスやAI領域など様々なテック企業と連携している。多様化・変化していく物流ニーズに対し、価値創出につながる効率化・省力化ソリューションの提案が可能としている。

●物件概要


●周辺地図