ラサール不動産投資顧問㈱、九州電力㈱、九電不動産㈱、㈱大福物流は6月2日、福岡県糟屋郡粕屋町で開発の検討を進めていたマルチテナント型物流施設「ロジポート福岡粕屋」につきまして、必要な行政手続き等を終え、6月15日に着工する運びとなったと発表した。竣工は2024年8月の予定。
同事業はラサール、九州電力、九電不動産の3社が共同出資する福岡プロパティー特定目的会社が大福物流から土地を取得し、物流施設を開発するもの。なお、1階は大福物流による賃借が決定している。
同施設は福岡市の中心地から約7km、九州自動車道・福岡ICから約1.7kmと、福岡中心部への配送に加え、九州全域や中国地方等への広域配送にも優れた立地に位置しているほか、福岡空港まで約6km、博多港まで約10km と、陸上輸送のみならず航空輸送・海上輸送においても優れている。さらに、JR香椎線土井駅まで徒歩9分と駅近であり、従業員にとって交通利便性が高く、良好な雇用環境を兼ね備えている。
建物は、1階は両面バース式、2 階・3 階は車両の乗り入れが可能な大型シングルランプウェイと全天候に対応可能な中央車路式を採用。フロア面積は、1階が約8,200坪、2階・3 階がそれぞれ約7,300坪で、約600坪から分割利用が可能な汎用性の高い仕様としており、敷地内には約20台の大型車待機場を備えている。
●施設概要(予定)
施設名:ロジポート福岡粕屋
所在地:福岡県糟屋郡粕屋町大字江辻字江辻尾837番地他(地番)
敷地面積:8万1,663.97㎡(約2万4,703坪)
延床面積:9万2,048.23㎡(約2万7,845坪)
構造:鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上3階建
用途:マルチテナント型物流施設
着工:2023年6月15日
竣工:2024年8月(予定)
施主:福岡プロパティー特定目的会社(ラサール、九州電力、九電不動産が出資)
特徴
[多様な物流ニーズへの対応]
・2階・3階に直接車両の乗り入れが可能なランプウェイを採用
・約600坪から分割利用が可能な汎用性の高い仕様
[BCP対策]
・非常用発電機(エレベータ、トイレ等の電力を72時間維持)
・防災備蓄倉庫
[環境配慮]
・CASBEE-建築(新築)Sランク、ZEB-Readyを取得
・人感センサ付きLED照明、節水型衛生器具を導入
・屋上に太陽光発電設備を設置
[従業員の働きやすい環境整備]
・休憩室、売店、シャワー室、コインランドリーを設置