大和ハウス工業㈱は4月28日、「DPL流山Ⅱ」が竣工した。

2016年7月より千葉県流山市において計4棟のマルチテナント型物流施設(※1)(全棟全区画賃貸借契約締結済み)からなる同社最大の物流タウン「DPL流山プロジェクト」(総敷地面積:31万6,716㎡、総延床面積:73万7,346㎡※2)が進められてきたが、今回4棟目の「DPL流山Ⅱ」が竣工し、同プロジェクトが完成した。

※1:テナント企業が複数入居可能な物流施設。
※2:東京ドーム約15個分。

DPL流山プロジェクト(左からマルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅰ」、「DPL流山Ⅱ」、「DPL流山Ⅲ」、「DPL流山Ⅳ」)

同プロジェクトは、同社最大の延床面積 約32万㎡(※3)を有する「DPL流山Ⅳ」(2021年10月完成)をはじめ、計4棟の物流施設からなる同社最大の物流タウン。同プロジェクトでは、物流施設内に従業員の働き方改革の支援として、テナント企業の従業員専用の保育施設やドライバーステーション、カフェテリア等を完備。また、免震システムを採用したり、非常用発電機や防災備蓄倉庫、マンホールトイレ等を設置したりする等、BCP対応として防災にも配慮した物流タウン(※4)。あわせて、全棟に太陽光発電システムを搭載(※5)(発電出力:約10MW)し、環境にも配慮している。さらに、4棟の物流施設が連なる「DPL流山プロジェクト」の一体感が出るよう、随所に「サクラ並木ゾーン」や「ツツジ・メタセコイア並木ゾーン」等を設けたことに加え、四季を通して花や草木を楽しんでいただけるよう植栽にもこだわった。

立地面では、都心から25km圏内、常磐自動車道・流山ICから約2.5km(※6)、首都高速6号三郷線・常磐自動車道・三郷ICから約6.6km(※6)と首都圏をはじめ、東日本全域までアクセスが良好な場所に位置し、すでに入居しているテナント企業には、首都圏向け物流の集約拠点や中継物流施設としてだけでなく、世界中からの輸出入に対応できる次世代物流施設としても利用可能。加えて、同プロジェクトでは、同社と流山市が災害協定を締結したり、地域の子ども食堂と連携したりする等、地域との共生に向けた取り組みも行っている(※4)。

※3:東京ドーム約7個分。
※4:物流施設により設備・仕様・内容は異なる。
※5:「DPL流山Ⅱ」は2024年7月設置予定。
※6:「DPL流山Ⅳ」までの距離。

●「DPL流山Ⅱ」建物概要
名称:「DPL流山Ⅱ」
所在地:千葉県流山市西深井字種井下1378-1 他
交通:常磐自動車道・流山ICより約2.5km
敷地面積:6万662.28㎡
建築面積:3万5,755.20㎡
延床面積:14万453.05㎡
賃貸面積:11万1,211.41㎡(最大12テナント、1区画の面積約6,100㎡~、1フロア延床面積約2万5,000㎡~)
構造・規模:プレキャスト・プレストレストコンクリート造一部鉄骨造・免震構造、地上4階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
建築主:㈱流山共同開発
総合計画:大和ハウス工業㈱ 東京本店建築事業部
デザイン監修:大和ハウス工業㈱ 東京企画開発設計部
設計:㈱フクダ・アンド・パートナーズ 
施工:西松建設㈱
着工日:2021年8月20日
竣工日:2023年4月28日
稼働開始日:2023年5月1日