三菱HCキャピタル㈱は4月14日、持分法適用会社の㈱センターポイント・ディベロップメント(CPD)の全株式を取得し、完全子会社化することを決定、株式譲渡契約を締結した。株式譲渡は2023年4月21日の予定。

同社は企業の戦略的物流拠点となる適地を見定めた上で、テナント企業のニーズに応える物流施設の開発ならびにこれらに特化したアセットマネジメント事業を手がけるCPDを完全子会社化することで、物流施設関連事業の強化・拡大を図る。

同社はCPDやパートナー企業とともに、「CPD西淀川」「CPD名古屋みなと」等を開発。現在、CPDが開発および運用中の物流施設は計11棟(開発準備中案件含む)で、総保管面積(賃貸面積)は約110万㎡、総運用資産額(総事業費)は約1,300億円となっている。

今後とも物流施設へのニーズに応えるため、同社グループが有する人材や情報等の経営資源、様々な産業におけるパートナーとの連携、同社とCPDの知見およびノウハウを活用した物流施設の開発を推進。これにより今後3年間に新たに総事業費約1,200億円規模の物流施設の開発を見込んでいる。同社は開発事業の継続的な拡大、さらには自社開発物件を中心に組み込んだコアファンド(※)の組成により、将来的には総運用資産額5,000億円を目指す。

※私募・非上場の不動産ファンドの運用形態の1つ。基本的には、不動産賃貸からの安定的なインカムの獲得を主目的に運用され、他の運用よりも低レバレッジである等、運用形態の中では低リスクな長期安定運用を志向。

三菱HCキャピタルグループとCPDの事業シナジー(イメージ図)

●完全子会社化後のCPD概要
社名:㈱センターポイント・ディベロップメント
代表者:未定
所在地:東京都千代田区紀尾井町3番12号 紀尾井町ビル7階
設立年月:2011年4月
事業概要:物流不動産に関する投資助言ならびに資産運用サービス
資本金:2億8,000万円
URL:https://centerpoint.jp/