グッドマンジャパン㈱は3月16日、約70haの成田国際空港隣接地で空港内外一体の世界最先端の航空物流拠点を開発すると発表した。

同プロジェクトは、2029年3月末の完成が予定される成田国際空港C滑走路に隣接した多古町都市計画マスタープラン(2021年3月策定)に位置づけられている「国際交流複合拠点(多古町飯笹地区)」(開発予定地は敷地面積約70ha)に空港内外一体の世界最先端の国際航空物流拠点を開発することを目的としたもの。グッドマングループ及び多古町が、NAAおよび千葉県とも連携を図りながら検討を重ねてきた。

今回、千葉県および成田空港周辺9市町(成田市ほか3市、多古町ほか4町)では、国際的な産業拠点の形成を目指して、「地域経済牽引事業の促進による地域の成田発展の基盤強化に関する法律」(地域未来投資促進法)に基づく基本計画を作成する方針であることが示された。

空港内外一体型の開発として、地域未来投資促進法を活用することで、土地利用について同プロジェクトの実現可能性が高まることから、世界的な物流デベロッパーであるグッドマングループが基本計画に基づく地域経済牽引事業計画を作成し、具体的に開発に取り組むこととした。

開発にあたっては、成田国際空港C滑走路の完成時期(2029年3月末予定)と合わせて稼働することを目途に、検討を進めているほか、NAAが「新しい成田空港」構想として検討を進めている新貨物地区の整備とも連携した、空港内外一体の世界最先端の国際航空物流拠点とすべく、グッドマングループは多古町と連携・協力し、NAAおよび千葉県とも連携をより一層深めながら開発を進めていく予定。