㈱ZOZOは2月21日、同社最大規模の新物流拠点「ZOZOBASEつくば3」が竣工した。2023年8月に稼働開始、同年11月に本格稼働開始を予定している。

「ZOZOBASEつくば3」

「ZOZOBASEつくば3」は、今後の商品取扱高の成長を見据え開設する同社5拠点目のZOZOBASE。茨城県つくば市内の拠点としては3拠点目となる。

●「ZOZOBASEつくば3」の主な特長
(1)同社内で最大規模の物流拠点で自動化を推進
商品の入出荷・保管機能を有する物流拠点「ZOZOBASEつくば3」は、延床面積や商品保管数等の設備能力が同社内で最大規模となるほか、国内初の最新機器等の導入により自動化を推進し、同社の既存拠点と比較して約30%の省人化を見込む(※1)。

(2)約500名を採用予定、地域の雇用創出に貢献
2023年8月の稼働開始に向けて、商品管理のアルバイトスタッフを約500名採用予定で、地域の雇用創出への貢献を目指す(※2)。ZOZOBASEでは学生から60歳以上のスタッフまで多様な人材が活躍している。誰もが働きやすい職場環境を目指し、従業員満足度調査や業務の改善活動、福利厚生を目的とした社内イベント等を積極的に実施しており、「ZOZOBASEつくば3」でも同様に取り組んでいくとしている。

(3)コンセプトの異なる2つの休憩室
「ZOZOBASEつくば3」には、ファッションをテーマに、コンセプトの異なる2つの休憩室を設ける。1Fの休憩室は「デニム」を、5Fの休憩室は「プレイド(格子柄)」をコンセプトに、それぞれ色使いや導線等に工夫を凝らすことで、働くスタッフが快適に過ごせる環境を整備する(※3)。

1Fの休憩室
5Fの休憩室

(4)使用電力は再生可能エネルギー由来の電力を100%導入
「ZOZOBASEつくば3」では、ZOZO本社や既存のZOZOBASEと同様、再生可能エネルギーを導入する。導入する電力は、他拠点と同様にトラッキング付・FIT非化石証書等が付与された、バイオマスや太陽光由来の実質再生可能エネルギー電力。「ZOZOBASEつくば3」は年間約662万kWhの電力使用見込み(※4)で、再生可能エネルギー導入によるCO2削減量は2,961トンに相当(※5)する。

※1:2022年1月28日付のプレスリリース「ZOZO、2023年8月稼働開始予定の新たな物流拠点『ZOZOBASEつくば3』で自動化を推進」参照
   https://corp.zozo.com/news/20220128-17647/
※2:募集の詳細は「商品管理スタッフ(ZOZOBASEつくば3)」参照
   https://corp.zozo.com/recruit/recruit-zozo/part/logisticstsukuba3/
※3:休憩室のコンセプトおよびイメージ画像は現時点のもの。詳細は今後変更になる可能性あり。
※4:2021年度の「ZOZOBASEつくば2」の実績値を基に算出。
※5:電気事業者別排出係数の0.000447/kWhで算出。
参考:環境省・経済産業省「電気事業者別排出係数(令和4年報告)」(https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/calc

●ZOZOBASEつくば3施設概要
名称:プロロジスパークつくば3
所在地:茨城県つくば市御幸が丘34
敷地面積:約6万8,500㎡
延床面積:約13万7,000㎡(賃借エリア)
階数:地上5階建
着工:2021年9月
竣工:2023年2月
使用電力:東京電力エナジーパートナー㈱グリーンベーシックプラン
電力種類:再生可能エネルギー由来の電力を100%導入(おおむねバイオマスや太陽光由来)
休憩室:㈱乃村工藝社(デザイン・設計・施工)