キリングループロジスティクス㈱（KGL）は2月8日、キリンビバレッジ㈱の中部圏エリアの顧客への安定供給と、将来的なトラックドライバー不足等の社会課題解決を目的に、愛知県あま市に新物流拠点「キリンビバレッジ西名古屋物流センター」を開設し、2023年2月14日から出荷を開始すると発表した。
従来、中部圏エリアの顧客へのキリンビバレッジ商品の出荷は、主にキリンビール名古屋工場内に構える「清須物流センター」から行っていたが、グループ各社商品の取扱数が増加する中、限られたスペースでの保管・出荷対応となるため、繁忙期等に物流拠点としての能力が不足する状況が続いていたとしている。
今回、「清須物流センター」の出荷機能と、近隣在庫拠点の「中部圏小牧物流センター」の保管機能を、「キリンビバレッジ西名古屋物流センター」に移転・集約することにより、保管・出荷能力を増強し、フレキシブルな出荷対応を実現するほか、キリンビール名古屋工場の酒類保管スペースが拡張されることにもつながり、慢性的に発生していた酒類の場外倉庫の使用が抑制され、在庫拠点の集約効果と合わせて、年間約2,000運行の社内運送の削減が可能となる。
●施設概要
名称：キリンビバレッジ西名古屋物流センター
住所：愛知県あま市方領西六反地1-1
使用倉庫：栄進物流㈱
倉庫床面積：6,123坪
