日本貨物鉄道㈱(JR貨物)と三井不動産㈱は7月22日、2021年1月より東京貨物ターミナル駅(東京都品川区)構内で建設を進めてきたマルチテナント型物流施設「東京レールゲートEAST」が2022年7月15日に竣工したことを明らかにした。

「東京レールゲートEAST」

三井不動産㈱の物流施設開発・営業・運営のノウハウを生かした施設で、陸・海・空の結節点という絶好の立地条件を生かして幅広い客層に向けた積極的な営業展開を図り、新たな鉄道輸送需要を創出し、CO2削減に貢献する。

JR貨物では、今回竣工した「東京レールゲートEAST」と、先行稼働した「東京レールゲートWEST」(2020年3月営業開始)、「DPL札幌レールゲート」(2022年6月営業開始)と併せて、JR貨物グループ各社の機能を結集し、入居テナントに対する集荷・配達・保管・荷役・梱包・流通加工等の物流関連事業まで一貫した総合物流サービスの提供が可能になる。

環境特性と労働生産性に優れた貨物鉄道輸送を生かした総合物流事業を推進することで、「JR貨物グループ長期ビジョン2030」に掲げた社会に提供する4つの価値の1つである「物流生産性の向上」を目指す。

また、三井不動産は「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)」を旗艦ブランドとして、先進的物流施設を国内外で53物件展開しており、「ともにつなぐ。ともに、うみだす」を事業ステートメントとして掲げ、入居企業の課題解決パートナーとして既存の枠にとらわれない価値づくりに挑戦している。「東京レールゲートEAST」では、開発計画の企画立案、テナント誘致を行い、竣工後は施設の運営・管理を行う。

●建物概要
所在地:東京都品川区八潮3丁目1-3(地番)
    (東京貨物ターミナル駅構内)
敷地面積:7万6,493.40㎡(2万3,139.25坪)
延床面積:17万4,404.85㎡(5万2,757.46坪)
賃貸床面積(専有部):14万7,014.49㎡(4万4,471.88坪)
構造・階層:鉄骨造(一部 CFT 造)・地上5階建て
BCP:免震構造・72時間対応非常用発電機・24時間有人管理
施工者:㈱フジタ
入居開始:2022年7月15日