㈱MonotaRO(モノタロウ)は5月24日、同社最大物流拠点の猪名川ディストリビューションセンター(猪名川DC)(兵庫県川辺郡)のメディア向け内覧会を開催した。
当日は30名の報道関係者が参加し、実際に猪名川DCの内部を見学した。
多くの商品を遅延なく顧客に届けるため、効率的なオペレーションを導入し、多種多様な間接資材約1,800万点の取り扱い商品を、いかに正確かつ迅速に入荷・出荷するかの取り組みを紹介した。
当日の説明会場では、鈴木代表執行役社長より猪名川DC開設の狙いについて説明した。
猪名川DCは事業継続性の観点から免震構造を備えている点が一番のポイントで、笠間DC(茨城県笠間市)は平屋だが、猪名川DCは複数階構造の建屋で、いかにAGVを効率よく使うかという点で同社初のAGV専用エレベーターを配備している点も明らかにした。
●猪名川DCについて
モノタロウ最大の物流拠点。2021年11月に竣工した「プロロジスパーク猪名川1」内にあり、2022年4月20日に第1期が本格稼働し、2023年には第2期稼働を予定している。
モノタロウは前年比約20%の成長を続けており、それに伴う物量の増加、物流における出荷能力および在庫保有能力増強、物流の効率化を目的に「猪名川DC」を稼働した。
●猪名川DC紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=2oXf5klFDug
●猪名川DC設備紹介
[第1期、第2期合計]
小型無人搬送ロボット(AGV):約800台
AGV搬送エレベーター
入荷バース:4,000㎡(国内入荷用)
※輸入や大物異形、バックヤードの入荷スペースは除く
使用延床面積:約18万9,000㎡
在庫能力:60万点
出荷能力(1日当たり):(最大)18万行
[第1期現在]
自動荷揃え装置:1期11セット
自動封函機:10台(5万/日の箱数に対応)
自動製函機:8台(5万/日の箱数を製造)