(一社)日本物流団体連合会(物流連)は6月5日、第1回「日本物流大賞」の受賞者を決定したと発表した。
同賞は、カーボンニュートラルの達成や、生産性の向上等を通じて、広く将来にわたって持続可能な物流を目指す取り組みを行った団体・企業等の功績を顕彰することにより、関係者の意識高揚と取り組み促進に資するほか、社会全体に広くその意義と重要性を知らせることを目的とした表彰制度で、今年度初の表彰となる。
選考委員会(委員長:東京女子大学教授 竹内健蔵氏)による選考の結果、「大賞」には、①北海道ロジサービス㈱、②生活協同組合コープさっぽろ、③㈱エース、④札幌軽量急送㈱の4者による「DX×匠の現場力」による物流構造改革~AI需要予測による1日2便配送の1便化と地域シェアリングモデルの構築~が選ばれた。
同案件は、先進技術と熟練者の経験を組み合わせて荷量波動を抑制し、利便性を損なわずに従来の2便/日を1便化した点、環境負荷低減と働き方改革に寄与した点、さらに空いた1便を地域の事業者間連携で有効活用する等、複数の観点から持続可能な物流の構築に取り組んでいる点が高く評価された。
今年度は41件の応募が寄せられ、海上・鉄道へのモーダルシフトが多数を占めたが、往復輸送化や共同輸送、小ロット貨物の集約、輸出入貨物のモーダルシフト等、多様な工夫が見られた。そのほか、積載率向上や回送削減、荷役作業の効率化、労働負荷軽減を図る取り組み、さらには拠点再編や配送スケジュール調整によるサプライチェーン全体の最適化の取り組み、デジタル技術を活用した先進的な取り組みも寄せられた。
その結果、大賞のほか、「モーダルシフト賞」1件、「事業者間連携賞」1件、「先進技術活用賞」1件、「環境負荷低減賞」1件、「働き方改革貢献賞」1件、「特別賞」2件、「日本物流記者会賞」1件と、多数の賞の贈呈が決定した。
表彰式は6月29日、「第一ホテル東京」で開催される予定。

