㈱ニトリホールディングスとニトリグループの物流部門を担う㈱ホームロジスティクス、㈱エディオンの3社は2月4日、川崎から仙台への家電の幹線輸送において、両社の物流効率の向上と環境負荷軽減を目的とした共同配送による協業を、2025年1月12日より開始したことを明らかにした。
今回の取り組みでは、神奈川県川崎市にあるホームロジスティクスの物流センターとエディオンの物流センター2拠点で家具・家電を積み込み、仙台にある両社の物流センターで荷物の積み降ろしを行う。ホームロジスティクスが所有するスワップボディコンテナを活用し、シャーシとヘッドの分離および集荷ドライバーと荷降ろしドライバーを交代することで、積地・降ろし地の増加に対応可能。今回の共同配送により、輸送トラックの台数を半減できるだけでなく、「物流2024年問題」による労働力不足にも対応していくとしている。
ニトリグループとエディオンは、これまで資本業務提携の一環として、商品の共同開発など様々な施策に取り組んできた。そうした協業をさらに深化させる取り組みとして両社の効率最大化を図るため、今回の共同配送を開始する。
●効果
これまでホームロジスティクスとエディオンがそれぞれ手配していた車両を、ホームロジスティクスのトラックに集約することで、輸送コストやCO2排出量の削減、積載率の向上が期待される。
さらに、労働力不足による商品供給リスクへの対応にもつながる重要な取り組みとなる。
●両社の今後の取り組みについて
ニトリグループとエディオンは、協業を通じて物流効率の向上と環境負荷の軽減を目指す。
今回の協業では、川崎から仙台への地方行きの輸送ルートで共同配送を実現できた。その取り組みを起点として、荷量がまとまりづらい地方への輸配送でさらに協業をすすめ、物流効率をより一層向上させるほか、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
