パナソニック ホールディングス㈱(パナソニックHD)は12月2日、2024年11月7日~12月8日の期間、環境省所管の新宿御苑(東京都新宿区)で行われる無人販売に、遠隔操作型ロボットを用いた移動型無人販売サービス「PIMTO(ピムト)」を提供したと発表した。
新宿御苑では、今後も来園者の増加が見込まれるなか、サービスの質を維持しながらより一層来園者の満足度を高めるため、新宿御苑の魅力が伝わる商品の購入機会を増やすことと、働く視点でのユニバーサルデザインへの貢献のために福祉的就労を支援する移動型無人販売の実証実験を実施している。
●実証実験の内容
①移動型無人販売ロボットの活用
工事不要で景観や自然を保持しながら、販売間口を増やすことができる無人販売ロボットを提供
②来園の多い訪日旅行者の満足を高める体験を設計
新宿御苑では、海外からの旅行者も多いことから、インバウンド客のニーズ抽出等のマーケティング調査を行い、販売する商品の企画支援、購入時の体験価値を向上させるロボットの企画、仕様策定を行うことにより、来園者の増加や満足度向上、事業者の売上増に貢献
③福祉的就労の支援
障がいや心に不安を抱える人々が新宿御苑を訪れる際の利便性だけでなく、運営業務に参加しやすい環境づくりを目指し、「働く視点でのユニバーサルデザイン」を推進。その一環として、ロボットの遠隔操縦を活用した移動業務や、販売商品の梱包作業等を、福祉施設と連携して実施
④運用支援アプリケーションの活用
運用面において、在庫補填や商品入替、移動の依頼等を簡便で円滑に実施できる運用支援アプリ「PIMTO UI」を開発し提供
※実証期間は2024年11月7日~12月8日の木、金、土、日を想定。天候その他の事由により休止する場合あり。
●実証実験の模様
https://youtu.be/D6EkxhWKtLc