SBSホールディングス㈱は7月9日、SBS東芝ロジスティクス㈱が6月28日、(一社)日本物流団体連合会が主催する「第25回物流環境大賞」において「特別賞」を受賞したと発表した。

「物流環境大賞」は物流における環境保全の推進や環境意識の高揚等を図ることを目的として2000年から行われている表彰制度で、環境負荷低減に資する取り組みのうち、最も優秀な取り組みを実施した事業者等へ授与される。「低炭素物流推進賞」「サステナブル活動賞」「先進技術賞」「日本物流記者会賞」と共に、物流の健全な発展に貢献した事業者に贈られる「特別賞」があり、同社はこれを受賞し、2022年に同制度に参加して以降、3年連続での受賞となった。

受賞記念撮影の様子

●受賞テーマ
特別賞:『ガラス液晶パネル輸送における、DFL(Design For Logistics)による包装材料削減と輸送効率向上』

SBS東芝ロジスティクスは顧客の㈱ジャパンディスプレイと協働して、従来では一製品ごとに包装材料を使用して製品を保護していたガラス液晶パネルの輸出向け包装を、DFL視点に基づいて2製品を同時に収納する包装改善施策を取り入れることにより、包装材量の大幅削減と輸送効率向上を達成した。

今回の改善により包材使用量を約60%削減。また、包装改善により製品箱数が減少したため、輸送効率が約2.4倍に上昇し、その結果CO2排出量の約36%の削減を実現したことを明らかにしている。