ロジスティード㈱は6月21日、(一社)日本物流団体連合会主催の第25回物流環境大賞において、同社および㈱クラベ、ユニ・チャームプロダクツ㈱、鴻池運輸㈱、同社グループのロジスティードエクスプレス㈱が共同で実施した「二社間ラウンドユースによるCO2排出量削減への取り組み」が「特別賞」を受賞したと発表した。

●取り組み概要
従来、クラベは鴻池運輸等と共に海外から資材の輸入を、一方、ユニ・チャームプロダクツはロジスティードエクスプレスと共に製品の海外輸出を、それぞれ実施していた。今回受賞した取り組みは、クラベの都田北工場で荷降ろしが終わった空コンテナをユニ・チャームプロダクツの掛川センターまで転送し、製品の輸出に転用するもの。2社間でコンテナをラウンドユースすることにより、CO2排出量とドライバーの運転時間を削減した。

取り組みのイメージ図

●取り組みのポイント
・既存の輸入・輸出作業体制を維持。
・海外におけるコンテナのコンデションチェック体制を構築し、日本からの輸出時のコンテナ品質を担保。
・本船スケジュールに合わせ、クラベ都田北工場での荷卸し~空コンテナ転送~ユニ・チャームプロダクツ掛川センターでの積み込み~港搬入までのスケジュールを関係者間で綿密に調整する体制を構築し、2社間のオンタイムラウンドユースを実現。

●効果(対象運行回数を380回/年と想定)
・年間のCO2排出量を最大で従来比マイナス35%となる41.04t削減(118.94t→77.9t)
・年間のドライバーの運転時間を最大で従来比マイナス38%となる1,140時間削減(3,040時間→1,900時間)