鴻池運輸㈱とNEXT Logistics Japan㈱(NLJ)は3月29日、共同で全長25mダブル連結トラックの運行を開始すると発表した。

ダブル連結トラック (イメージ)

これは、2021年に鴻池運輸が参入した、NLJが推進する「ドライバー不足によりモノが運べなくなる社会課題の解決」に向けた取り組み(※)の一環で2024年5月末からの開始を予定しており、鴻池運輸の25mダブル連結トラックの運行は、今回が初となる。

※関連報道発表:2021年2月1日
https://www.konoike.net/news/detail/20230928170228.html

今回の運行は、ダブル連結トラック2台を導入し、関東・関西の輸送において鴻池運輸の北関東流通センター営業所(群馬県邑楽郡)、京都城陽配送センター営業所(京都府城陽市)を発着拠点、NLJ取引先事業会社の拠点(静岡県藤枝市を予定)を中継拠点としてドライバーを交替し、運行する計画としている。

ダブル連結トラックは1台で大型トラック2台分の輸送力を1人のドライバーで確保できるため、CO2排出量の削減効果に加えて、トラックドライバー不足への対策として期待される。また、1人のドライバーが関東・関西間の全工程を輸送すると、1泊2日の工程となり拘束時間が長時間化するが、中継拠点を設けることでドライバーは日帰り運行ができるようになり、労働環境の改善が見込まれる。

今後、両社は2024年夏頃に別の運行計画におけるダブル連結トラック2台を導入予定として準備を進めている。