九州電力㈱のグループ会社であるサーキュラーパーク九州㈱と、NIPPON EXPRESSホールディングス㈱のグループ会社である日本通運㈱は2月20日、川内発電所跡地(2022年4月廃止:鹿児島県薩摩川内市港町)における物流事業の検討を進めるため、パートナーシップ協定を締結した。
サーキュラーパーク九州は、川内発電所跡地を資源循環の拠点とする「サーキュラーパーク九州」構想の実現に向けて、2023年7月に九州電力と㈱ナカダイホールディングスの共同出資により設立された。2024年4月開始予定のリソーシング事業(企業や地域の廃棄物の再資源化)や、今後順次実施予定のソリューション事業(産官学のネットワークを活用した共同研究や実証実験、コンサルティング等)を通じて、サーキュラーエコノミーと脱炭素化の推進による、持続可能な社会の構築に貢献していくとしている。
今回、循環型社会の推進および九州経済の発展に向けた持続可能な物流体制の構築に向けて、両社は川内発電所跡地における物流事業の検討を進めるため、同協定を締結したとしている。
〔締結日〕2024年2月20日(火)
〔主な連携事項〕
(1)川内発電所跡地での資源循環をベースとした物流事業の実現に関する事項
(2)循環型の物流事業のビジネススキーム創出に関する事項
(3)資源循環による資源の有効活用や環境負荷低減に関する事項
今後、同パートナーシップ協定に基づき、川内発電所跡地における物流事業の事業性の確認や、サーキュラーパーク九州が同エリアで進める「資源循環の社会実装」の実現につながる循環型の物流事業の検討等を進めていくとしている。