トランコム㈱は12月18日に開催された「令和5年度 グリーン物流パートナーシップ優良事業者表彰(※)」において、石塚硝子㈱、磯矢硝子工業㈱、石硝運輸㈱、第一硝子㈱、東洋ガラス㈱、東洋ガラス物流㈱、日本耐酸壜工業㈱、日本山村硝子㈱、柏洋硝子㈱、山村倉庫㈱と共に、ガラスびん業界におけるパレット共同回収による効率化の取り組んだことにより、「物流DX・標準化表彰」を共同受賞した。

授賞式の様子

※経済産業省・国土交通省等が物流分野における環境負荷低減、物流の生産性向上等、持続可能な物流体系の構築に関して、特に顕著な功績のあった事業者に対して表彰するもの。

●受賞内容と受賞理由
今回の受賞は、各社で行っていたパレット回収をガラスびんメーカー7社と物流関係会社4 社が連携し、トランコムの情報システムを用いた共同回収の仕組みを構築することで、輸送力不足や待機時間等の物流課題への対応、CO2排出量削減等の環境負荷低減に貢献した点が高く評価されたとしている。

トランコムは、共同回収ネットワークの一部ルートの回収業務および自社開発のパレット回収オーダーシステム(R-time)の導入・運用を担当した。

■取り組みによる効果
<環境面への効果>
①回収時の積載率が23%→61%にアップ(38%向上)
②CO2の削減 削減量:10.7t‐CO2/年(51%削減) ※長野・宮城の一部納品先事例より算出

<物流課題・業界への効果>
①納品車両を別用途に活用可能
②納品先にてドライバーによるパレットの仕分け作業が不要になり、待機時間減少
③パレット回収コストが削減
④回収状況の見える化によりパレットの滞留や紛失が低減