アルミ製品の設計・製造・販売を行う㈱エーディエフは10月12日、2004年に製造開始した保管庫兼物流ボックス「ダンカーゴ」の売上が大きく伸びており、そのうち医薬品業界向け売上は9月30日時点ですでに前年の約3倍となったことを明らかにした。

医薬品業界で特に導入が増えている「鍵付きダンカーゴ」

物流2024年問題への対応に加えて、医薬品業界独特の保管・輸送上でのセキュリティ、GDP物流における冷蔵車への積載効率アップのほか、今年に入って大手医薬品メーカー各社が開始した共同配送においても他業界での実績から活用が見込まれているとしている。

●ダンカーゴ
簡単組立・軽量化・段積みを叶えた保管庫兼物流ボックス。静荷重4tで内容物を破損せずに段積みが可能で、トラック内の空間をフルに活用することにより、積載量・輸送効率アップが可能になるとしている。軽量化により、1人30秒~1分で組立可能とし、作業者の負担を軽減、作業を効率化する。パレットに置くだけで簡単に組み立てられ、保管庫としても使用できるため、段積みで保管した状態でそのままリフトでトラックに積むことも可能。2024年問題を前に、積載効率アップ、作業の負担軽減の観点から物流業界でニーズが高まっており、2022年のロジスティクス大賞で特別賞を受賞。㈱合通ロジの導入事例では、積載量26%アップ、積込時間を57%まで削減に成功したとしている。