日本郵便㈱(JP)とヤマト運輸㈱は10月11日、持続可能な物流サービスを推進していくための協業第1弾として、10月1日からヤマト運輸によるクロネコゆうパケットの取扱を開始しており、安定した業務運行が行われていると発表した。同協業は2023年6月19日に締結した基本合意書に基づく施策となる。

●概要
同協業は両社の経営資源を有効活用することにより、顧客の利便性向上に資する輸送サービスの構築と事業成長を図るほか、物流2024年問題や環境問題など物流業界が抱える社会課題の解決を目指す取り組み。

岩手ベースから日本郵便・岩手郵便局に「クロネコゆうパケット」を運ぶヤマト運輸のトラック
岩手ベースから日本郵便・岩手郵便局に「クロネコゆうパケット」を差し出す様子

●運用スキーム
ヤマト運輸が顧客から「クロネコゆうパケット」を預かり、日本郵便の引受地域区分局に差し出し、日本郵便の配送網で届け先の郵便受け等に投函する。

開始日:2023年10月1日(日)
対象地域:北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、栃木県、群馬県、新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、岐阜県、愛知県、三重県(1道15県)

※段階的に対象地域を拡大し、2024年度末を目途に、全国で「クロネコゆうパケット」が利用可能になる予定。

オペレーションイメージ図