NEXT Logistics Japan㈱(NLJ)は8月21日、将来の物流結節点における作業の自動化に向け、7月より自動荷役の実装を開始していることを明らかにした。

令和3年度より経済産業省による「物流MaaSの実現に向けた研究開発・実証事業」実施団体としてNLJが選出され、実証を行ってきた経験を生かし、自動運転フォークリフト(AGF)と自律走行搬送ロボット(AMR)を用い、一部支線のトラックからの荷下ろしを実運行の中で実施しているとしている。

物流2024年問題として始まる「モノが運べなくなる」という社会課題の解決を目指し、NLJが構築する高効率輸送スキームをより幅広い荷主や物流事業者と共に推進すべく、今後も自動荷役技術のさらなる発展に向けた取り組みを一層加速していくとしている。

●実装概要
NLJは7月よりAGFとAMRの連携による荷役作業の自動化において以下の実装をしている。

①NLJ相模原センターに日々入庫する、一部支線便トラックからの荷下ろし

②トラックの両側からの同時荷役

物流結節点における自動化と荷姿標準化の関係

自動運転フォークリフトと自律走行搬送ロボットが連携

●実装の様子(動画)
https://youtu.be/e7FfAFJRtKs

●今後NLJで実施する取り組み
(1)トラックへの荷積み
(2)荷積み/荷下ろし時間の短縮
(3)同一荷室内における異種混載パレットの荷役

今後はさらに車両情報や荷物情報と連携したシステム環境の構築に取り組んでいくとしている。

●協力会社
㈱アイシン(自律走行搬送ロボット提供)
㈱豊田自動織機(自動運転フォークリフト提供)