㈱セルートは3月29日、三菱商事㈱とENEOS㈱が推進するガソリンスタンド(サービスステーション:SS)を拠点とした配送効率化事業(※1)に関する共同研究契約を締結した。

同共同研究においてセルートは、東京・神奈川・埼玉・千葉にある約100か所のENEOSのSSを通過型物流拠点として活用し、全国主要都市を中心に展開中の配送クラウドソーシングアプリ「DIAq(ダイヤク)」を通じて、大手オンラインショッピングサイトの商品を配送する実証実験を行う。実施期間は2023年4月中旬より約1か月を予定している。

シェアリング配送アプリDIAq(ダイヤク) 首都圏100カ所のガソリンスタンドを物流拠点として活用する共同実証実験に合意

また、三菱商事とENEOSが2023年度前半に設立予定の合弁会社Life Hub Network㈱に対し、事業化検証パートナーとして、主に配送の立ち上げ業務や各種管理業務について支援する計画。さらにDIAqを介して配送要員の確保にも貢献するため、現在協議を進めている。

同実証実験では、全国の多様な地域を網羅するENEOSのSSネットワークと、DIAqの仕組みを通じたフレキシブルな配送手段(※2)を掛け合わせ、高効率で持続可能なラストワンマイル配送モデルを実現するほか、2024年問題の解決に向けて取り組んでいくとしてる。

※1:三菱商事とENEOSによるガソリンスタンドを拠点とした配送効率化事業の合弁会社の設立について
https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/pr/archive/2023/html/0000050487.html

※2:徒歩、自転車、バイク、貨物軽自動車