京セラコミュニケーションシステム㈱(KCCS)は6月23日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する「革新的ロボット研究開発基盤構築事業/自動配送ロボットによる配送サービスの実現」に採択されたと発表した。

KCCSは同事業で複数台の自動配送ロボットによる地域内サービスの実証、および雪上走行に向けた研究開発を実施する。

同社は今回の実証を通して、ICT技術と情報通信基盤整備等のノウハウを活かし、地域における物流課題の解決に向けたモビリティサービスの開発を行い、SDGsを見据えた地域社会への貢献を目指す。

●KCCS実証実験概要
公募事業/研究開発項目名称:革新的ロボット研究開発基盤構築事業/自動配送ロボットによる配送サービスの実現
NEDOサイト:https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100188.html
事業者名:京セラコミュニケーションシステム㈱(KCCS)
テーマ:中型中速配送ロボット(※)を複数台利用する、多様な地域内サービス提供の実証および雪上走行技術の研究開発
事業期間:2022~2024年度(予定)
実施場所:北海道石狩市、札幌市等

●協力先と各社の役割
助成事業者:KCCS:実証に関する企画・管理・調整、無人自動配送ロボットの開発・運用、雪上走行技術のための車体開発
再委託先
・国立大学法人北海道大学:雪上走行技術の研究開発
・㈱日本総合研究所:配送サービス実現に向けた社会受容性向上の取り組みや、在り方等の分析・検討
協力先:学校法人早稲田大学 小野田弘士教授/石狩市/㈱セコマ/ヤマト運輸㈱:自動配送ロボットによる配送サービス実証および、事前調査・設計、事後評価の支援

※ミニカー(長さ2.5m以下×幅1.3m以下×高さ2.0m以下)に準じた大きさ、最高速度15km/hのロボット